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第128回 柏落語会 [落語]

第128回 柏落語会
於:北柏 たんぽぽホール

春風亭きいち『一目上がり』
春風亭一之輔『蛙茶番』
春風亭きいち『芋俵』
春風亭一之輔『干物箱』

1年振りの一之輔師が出演する柏落語会。
昨年の今頃は入院してて、一時帰宅してこの会にきたっけなー。
幸いあれから特に再発することもなく1年が過ぎたが、気をつけねば。と今日薬飲むの忘れたと今気づいた。

きいちさん、だいぶ落ち着いたし、噺家としてのオーラっつーか噺家然としてきた感じ。
噺もしっかりとしていて、自信がついてきたのかな。

一之輔師の一席め、久しぶりに聴く『蛙茶番』。
バカ半のテンションの乱高下がとにかく楽しい。
そしてこまっしゃくれた小僧の定吉がまたたまらない。
このふたりのキャラクターが一之輔師のキャラにピッタリとハマってものすごい破壊力になっている。
こんなにバカバカしくてくだらない噺があるだろうか。『粗忽の使者』と並んで好きな噺かもしれない。

仲入り後に前座さんがもう一席上がるのもこの会の特徴。
できいちさんの『芋俵』。わざとか偶然かは分からないがこれもまたチ○コの噺。
しっかりと声も出てるしキャラクターも演じ分けられている。
やっぱり売れっ子師匠の弟子ともなると自然と勉強の場が増えて力がついていくのだろう。

一之輔師の『干物箱』は初めてかもしれない。
貸本屋の善公を身代わりにするのを考えたのは若旦那ではなく、医者の藪井竹庵が金を取って教えるというのは初めて聴く形。
運座の巻軸の句を読むときに、かなで書き写したためにどこで区切るのかがわからなくなって英語のようになっていくのがおかしい。
兼好師でもそうなんだけど、善公が布団をかぶって寝ているところを見た父親が何故かやけに嬉しそう。息子とじゃれ合うのが楽しいのだろうか。

会が終わると雨が上がっていた。
会場の裏手は河原の遊歩道のような道になっていて、そこは桜がたくさん植わっている。
昨年はもうほぼ散っていたのだが、今年はちょうど満開。
念のためカメラを持ってきていてよかった。
しかし桜の写真というのはいくら撮っても似たような構図とか似たような仕上がりになってしまう。それはわかっているのだけれども、それでも桜を見ると撮らずにはいられない。日本人にとって魔性の花なのかもしれない。DNAになにか刷り込まれているんだろうなあ。

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Nikon Df
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