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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年2月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年2月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭楽べえ『つんぼの小咄』
三遊亭けん玉『権助魚』
三遊亭兼好『孝行糖』
三遊亭兼好『干物箱』

月曜の夜中に高熱が出る。「あーこれ絶対インフルだ」と思ったのだが、まず考えたのが今週末の落語のチケットが全部が全部無駄になってしまうのかということ。
幸い普通の風邪だったようで、病院行って検査してもインフルは陰性。会社も1日休んだだけだったし、チケットも無駄にならずに済んだ。よかったよかった。

楽べえさんは入門したてか、かなり初々しい。五代目圓楽一門らしく、つんぼの小咄から。

けん玉さん、「私も4年くらい前はあんな初々しさがあったんですがねえ」とすっかり余裕の先輩風。
兼好師風の『権助魚』だが、なんだかやけに権助が柔らかいというか優しい感じで、兼好師の明るくシャキシャキした権助とはややキャラが異なる。けどそれがなんだかいい感じで、けん玉さんに合っているように思う。
今日はここ最近で一番面白かった。

兼好師の一席め、マクラで昔の物売りの売り声を。こういう定番中の定番といったマクラというのも兼好師ではあまり聴かないが、やはり売り声も上手い。なんとなくどの売り声もそこはかとなく魚河岸っぽさが入っているような。
『かぼちゃ屋』か? ちょっと時季外れだけど……と思っていたら久しぶりに聴く『孝行糖』。
長屋の連中の気の良さと、与太郎ののほほんとした雰囲気が楽しい。
同じ圓楽党でも、萬橘師とはちょっと節回しやメロディが違う。

二席め、北の兄弟げんかに触れ、「兄弟げんかというのは歳が近いからか、一度こじれると後で仲直りすることができない。親子げんかなら後で『ああ、あれはこういうことだったのか』と気づくこともできる」と噺に入る。
貸本屋の善公が以前にお店で若旦那の声色で盛り上がったというエピソードを細かく語り、「善さんは器用だねえ、倅そっくり」というセリフを言っている。これによってオチの若旦那のセリフが一段と際立っているように思える。

今日はこの後に何度か行っている「しんうら寄席」があり、今回は兼好師の会。
すごく行きたかったのだけれども、チケットの電話予約での取り置きができないから受け取りに新浦安まで行くか、1週間前になったら取り置きができるようになるからそれまで待つか、とのことだった。でどうしようかなーと考えているうちに売り切れ。痛恨。
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