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第七回高円寺演芸まつり 座・高円寺寄席「百花繚乱! 四派そろい咲き」 [落語]

第七回高円寺演芸まつり 座・高円寺寄席「百花繚乱! 四派そろい咲き」
於:高円寺 座・高円寺2

立川笑ん『道灌』
桂文治『鈴ヶ森』
林家彦いち『青菜』
三遊亭兼好『近日息子』
立川談笑『片棒改』

昼のしんうら寄席のチケットが取れなかったので、昼は彼女と回転寿司&ニトリ。なんかファミリーっぽい。
考えてみたらしんうら寄席のチケットが取れてたら朝は中野行って、昼は千葉の浦安に行って、夜は中野の隣の高円寺に行くという頭のおかしい大移動をするところだった。いやまあ全然やれますけれども。

毎年高円寺演芸まつりの最終日近くに行われる四派の会で、ほとんど毎年来ている。
メンバーは本来固定なのだが、ここ数年は代演があったり。今回は数年ぶりに各派オリジナルメンバーが揃ったんじゃないかな。

前座の笑んさん、頑張っているのはわかるがちょっとたどたどしい『道灌』。
文治師には「なんだあのガタついた『道灌』は」とイジられ、談笑師には「あれでもだいぶうまくなったんです」とフォローされる。頑張れ。

文治師、昨年は他の仕事が入り、一昨年は骨折して出られなかったとか。そういや一昨年はそんなんだった気がする。
骨折したときの状況を説明をマクラに。
最初っから最後まで超ハイテンションで、間抜けな子分がスゲー面白い。
ここまで突き抜けてるとまた清々しい。

彦いち師、「我々は季節感を先取りしなくちゃいけない」と半年早い『青菜』。先取りし過ぎ。
しかし彦いち師の古典とは珍しい。
「鞍馬山から牛若丸が出でまして」というところは隠しことばには関係ないとしながらも、植木屋は「忘れちゃいけない」とフリ付きで覚えるのがおかしい。
やっぱり新作が面白い人は古典やっても面白いんだな。

仲入り後のクイツキに兼好師。
「今日のお客さんは大変。初々しい前座さんの後にずーっとあの調子で谷の部分が一切ない噺があって、その後にあんな季節感のない聴かされて。休めるのはここだけです」と軽い毒を吐く。
兼好師の『近日息子』は好きな噺。
長屋の仲の悪いふたりのレベルの低い言い争いがおかしい。
また、死んだと思った大家を見て帰ってきたところで「いや……本人の前だと悔やみ言いにくくて」「なあ、言いにくいよなあ!」と言い合っているのも楽しい。

談笑師、昼は学校寄席だったらしく、「政治の話とか下ネタとかできないし、ストレスが溜まってる」とのこと。
年末はテレビの仕事で1週間韓国に行っていたらしく、「ふと気づくと私は朝鮮人に囲まれているんです!……あれこの緊張感とか伝わりません? 東京の下町で育つとわかるんですけど」みたいなネタで会場内を微妙な雰囲気にする。私も中韓は好きじゃないけど、なんか人がそういう話してると微妙な気分になるのはなぜだ。
噺は『片棒』の改変もの。長男がオネエだったり、次男の話のスケールがどんどん大きくなっていったりと、荒唐無稽さがよりパワーアップしている感じ。

今回は演者が全員ハジけている感じが強かった気がする。ここ数年で一番面白かった。
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