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人形町噺し問屋 その六十七 [落語]

人形町噺し問屋 その六十七
於:水天宮前 日本橋公会堂

三遊亭兼好 ご挨拶
三遊亭けん玉『やかん』
三遊亭兼好『初音の鼓』
翁屋勝丸 太神楽
三遊亭兼好『品川心中』

本当は帰ってる場合じゃないんだけど、今月は目一杯残業してしまったのであと数時間しかできない。そんじゃせっかくだから噺し問屋に行きましょか。
先々月も当日で入って、その際3千円払ったのだが、やっぱり2500円だったらしい。だよねー、前は前売りも当日も変わらなかったもの。
返金してくれるとのことだったので、今日は差し引き2千円で入れていただく。

まずはご挨拶。
長野の大麻集落やトランプ氏について。
赤色LEDを頭に当てると髪が生えてくるという話では、車のテールランプが赤色LEDなので、奥さんにブレーキを踏んでもらって頭を差し出したらどうか、ただし仲のいい夫婦でないとギアをバックに入れられる恐れがある、などなど。
鳳楽師の『柳田格之進』が長すぎて会場の管理人に乱入されるエピソードも楽しい。
相変わらず話題ひとつひとつが立派なマクラとして成立するレベルで、贅沢というか。やっぱりこの人すげえな、と改めて思う。

けん玉さん、先生の「愚者」という言い方がなんともイヤミったらしくておかしい。
講談部分もクサーくたっぷりと。それが楽しい。

兼好師の一席めは久しぶりに聴く『初音の鼓』。
三太夫の「コンッ!」と殿様の「コンッ!」でトーンが違う。なんとなく殿様の方が品があるというかなんというか……。
あと殿様と吉兵衛の「ィヨーオ」も違う。
前に聴いた時はそこまでは気付かなかったけれど。気のせいではないと思うので、私の落語経験値が上がったのだということにしておこう。

二席めの『品川心中』はお染に仕返しに行くところまで。前半部がやけに早回しだった気がしたので、もしやと思ったらやっぱり。
が、結局お染の方が強くて全然仕返しができないのがなんともリアルというか、いかにも兼好師っぽいというか。
『三枚起請』や『熊の皮』など、兼好師の「したたかな女」はどれも素晴らしい。
最近天どん師や小辰さんでも後半部まで聴く機会があったが、やっぱり皆本来の噺よりもわかりやすく笑えるように工夫を凝らしているようだ。

今日は兼好米などの物販もあったが、終演時には売り切れ。買いそびれた。
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