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遊馬百席 第93回 [落語]

遊馬百席 第93回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『真田小僧』『一眼国』『試し酒』

池袋から板橋は近いので、一回家に帰るのも面倒だと時間を潰すためにカメラを持って出てきた。
特に考えがあったわけではないが、ふらふらとバイクで走っていると護国寺に差し掛かる。
そういや池袋近辺に長いこといたけど護国寺は行ったことないなーと思い、立ち寄ってみることにする。

ほー都会の真ん中とは思えないほどの静けさ。
それに猫がたくさんいて、みんな人懐っこい。「ご飯ちょうだいちょうだい」という懐っこさてはなく、「ねえねえ撫でて撫でてー」という懐っこさ。
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Nikon Df

いや、うちには世界一かわいい猫が二匹いるんですけどね。でもなんていうか猫って別腹だから、やっぱり猫を見かけると猫好きとしてはどうしても愛でたい。わしゃわしゃしたい。
で、多分猫好きな人を見ぬいて、向こうからトテトテと寄ってくる。でもなぜかみんな機嫌の悪そうな顔。でもってちょっと撫でてると、「ありがと、じゃあね」という感じでふいっと行ってしまう。ちょうどいい距離感。
お寺だからご飯ももらえるし、人間に嫌なこともされないのかな。素晴らしい。

さて久しぶりの遊馬百席。かわら版に出ていないことが多いので、ついつい気づかず……。いかんいかん。先月なんかは全然行けたんだけどなぁ……。
一席めの『真田小僧』、今年はよく聴くが、「薩摩に落ちた」までは久しぶり。
遊馬師のは6月に聴いたことがあるが、細部が少しずつ変わっている様子。細かくブラッシュアップしてるんだなあ。
金坊が講釈部分を語るときは抑揚をつけずに棒読みでスラスラスラーっと一息に語りきってしまうのが面白い。

『一眼国』はネタおろしか。
昔の見世物小屋を語る胡散臭さが楽しい。
そういやなぜか『一眼国』は扇辰師や兼好師、龍玉師など小柄な人で聴くことが多く、あまり遊馬師のような体の大きな人の噺という印象がないな。
それにしてもいつもこの噺を聞いて思うんだけど、「江戸から北に百五十里」ってキーワードだけでよく一眼国にたどり着けるな……。はい、野暮ですね。

仲入りに遊馬師の九州土産のチーズ饅頭をいただく。
なんか毎年この時期は九州に行くのかな? 去年もなんか貰ったような……。

遊馬師の『試し酒』は実に4年ぶり。道理でほとんど覚えていないはずだ。
この噺の全体に漂うおおらかさというか、のんびりとした雰囲気は遊馬師によく合っていると思う。
ふたりの旦那と、口は悪いが主人思いの久蔵と、それぞれが遊馬師が演じるとピッタリとハマっていて、聴いていて心地いい。
久蔵が酔っ払っていく様子も楽しい。

終演後、見送りに出ていた遊馬師と久しぶりに少し話す。
最近ご無沙汰ってのもそうだけど、どうも遊馬師が寄席でトリを取るときは予定が合わないことなども詫びる。芸協は5日ごとの番組だから、土日にかからないこともあるんだよな……。

あー。まあ予想通り巨人が負ける。あーあ。
澤村ぁ……。
タグ:三遊亭遊馬
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