扇辰日和 vol.88 [落語]
扇辰日和 vol.88
於:中野 なかの芸能小劇場
入船亭辰ぢろ『蝦蟇の油』
入船亭扇辰『麻のれん』
春風亭朝枝『締め込み』
入船亭扇辰『竹の水仙』
今日は125ccのPCXで。
なかの芸能小劇場に行くには小さい方が具合がいいのです。
いつものように高円寺のタイ料理屋で昼メシを食ってから会場へ向かう。久しぶりにパッタイを食った。というかタイへ行けば食べるが、日本ではわざわざ食べたことないかも。
辰ぢろさん、扇辰師も初めて聴いたと言っていたからネタおろしかそれに近い状態か。ちょっとあやしいところもありつつ。頑張れ。
扇辰師の一席め、「昨日とは打って変わって、なにこの天気。ジメッとして。やる気出ないよ。……先日もね、どこだっけ都内じゃなかったと思うんだけどそこでも『やる気が出ないからしょうがなくなんかやります』っていったら客席から『しょうがなくやるんですか』って……。噺家のシャレを復誦しないでもらいたい」。先週のシブラクですな。
今日のゲストの朝枝さんを紹介し、「最近は二ツ目のコンクールが増えてるけど、そこでいくつも大賞を獲ってる。……その大賞を獲ったネタね、アタシが教えたんだよ」とドヤ顔。さがみはらは『紫檀楼古木』だったっけか。あとはなんだろ。
「他にもいろいろあるんだけど、この会場で他の会で50分くらいマクラ話しちゃってさ。じゃあお古いところでお付き合いくださいな」と『麻のれん』に。
昨日の兼好師の『馬のす』に続いて枝豆をひたすら食べ続ける噺。他に枝豆が出る噺ってなんかあるかな? 思い出せないけど落語では枝豆があると食い尽くさないといられないのだろうか。
正直笑いどころがそんなにあるわけでもないし、枝豆が大半だし、なにが面白いんだっていう感じなんだけど、なんかそういうのもいいというか。夏が近づいてきたんだなあと季節感を味わう噺なのかもしれない。
朝枝さん、さすがに大先輩の前ではクドさは控えめか。
やっぱり上手いと思う。亭主が女房にベタ惚れなのはみんな一緒なんだな。
扇辰師の二席め、「アタシは毎日はばかりで新聞を読んでるんですが……まあ場所はどうでもいいんですけど、最近は旅行の広告も戻ってきましたね。でも円安だからなのか、以前のように『え、この値段で行けるの!?』ってのは減りましたね。物価高だからなのか……。そういえばこの物価高の中で値上げしてないのは寄席だけですよ。アタシの友人の銀行員も『もっと値上げすればいいのに』って。100円でもいいから上げてもらえたらやる気も出るんですけどね……」。鈴本とかコロナ前に比べたら値上げしてなかったっけ?
昔の旅の噺ということで『竹の水仙』に。この噺、兼好師では小田原だが、扇辰師では愛知の鳴海の宿。人によっては藤沢のこともあるんだとか。なんでそんなにバリエーションができたんだろ。
客が一文なしだとわかった瞬間からいろいろと失礼な言動を繰り返すのがあからさますぎておかしい。それにしてもよく出てくる「細かいのがないのに大きいものがあるか」という理屈だが、みんなそれで納得してるけどそれ理屈合ってるかなあ!?
於:中野 なかの芸能小劇場
入船亭辰ぢろ『蝦蟇の油』
入船亭扇辰『麻のれん』
春風亭朝枝『締め込み』
入船亭扇辰『竹の水仙』
今日は125ccのPCXで。
なかの芸能小劇場に行くには小さい方が具合がいいのです。
いつものように高円寺のタイ料理屋で昼メシを食ってから会場へ向かう。久しぶりにパッタイを食った。というかタイへ行けば食べるが、日本ではわざわざ食べたことないかも。
辰ぢろさん、扇辰師も初めて聴いたと言っていたからネタおろしかそれに近い状態か。ちょっとあやしいところもありつつ。頑張れ。
扇辰師の一席め、「昨日とは打って変わって、なにこの天気。ジメッとして。やる気出ないよ。……先日もね、どこだっけ都内じゃなかったと思うんだけどそこでも『やる気が出ないからしょうがなくなんかやります』っていったら客席から『しょうがなくやるんですか』って……。噺家のシャレを復誦しないでもらいたい」。先週のシブラクですな。
今日のゲストの朝枝さんを紹介し、「最近は二ツ目のコンクールが増えてるけど、そこでいくつも大賞を獲ってる。……その大賞を獲ったネタね、アタシが教えたんだよ」とドヤ顔。さがみはらは『紫檀楼古木』だったっけか。あとはなんだろ。
「他にもいろいろあるんだけど、この会場で他の会で50分くらいマクラ話しちゃってさ。じゃあお古いところでお付き合いくださいな」と『麻のれん』に。
昨日の兼好師の『馬のす』に続いて枝豆をひたすら食べ続ける噺。他に枝豆が出る噺ってなんかあるかな? 思い出せないけど落語では枝豆があると食い尽くさないといられないのだろうか。
正直笑いどころがそんなにあるわけでもないし、枝豆が大半だし、なにが面白いんだっていう感じなんだけど、なんかそういうのもいいというか。夏が近づいてきたんだなあと季節感を味わう噺なのかもしれない。
朝枝さん、さすがに大先輩の前ではクドさは控えめか。
やっぱり上手いと思う。亭主が女房にベタ惚れなのはみんな一緒なんだな。
扇辰師の二席め、「アタシは毎日はばかりで新聞を読んでるんですが……まあ場所はどうでもいいんですけど、最近は旅行の広告も戻ってきましたね。でも円安だからなのか、以前のように『え、この値段で行けるの!?』ってのは減りましたね。物価高だからなのか……。そういえばこの物価高の中で値上げしてないのは寄席だけですよ。アタシの友人の銀行員も『もっと値上げすればいいのに』って。100円でもいいから上げてもらえたらやる気も出るんですけどね……」。鈴本とかコロナ前に比べたら値上げしてなかったっけ?
昔の旅の噺ということで『竹の水仙』に。この噺、兼好師では小田原だが、扇辰師では愛知の鳴海の宿。人によっては藤沢のこともあるんだとか。なんでそんなにバリエーションができたんだろ。
客が一文なしだとわかった瞬間からいろいろと失礼な言動を繰り返すのがあからさますぎておかしい。それにしてもよく出てくる「細かいのがないのに大きいものがあるか」という理屈だが、みんなそれで納得してるけどそれ理屈合ってるかなあ!?
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