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なかの 秋のらくご長屋 兼好連続独演会第三回 [落語]

なかの 秋のらくご長屋 兼好連続独演会第三回
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭じゃんけん『転失気』
三遊亭兼好『天狗裁き』
三遊亭兼好『花筏』

どんよりとした空模様のため、電車で会場まで。雨ぇええええ! いい加減にしろよなんで週末雨ばっか降るんだよ! なんか9月以降全然バイクに乗れない。
本来いい季節なのに、スッキリとした秋晴れがなくて地味にイライラする。

いつもならばこの会は前座に兄弟弟子ふたりが登場するのだが、今日はけん玉さんが他の仕事が入ったらしくじゃんけんさんのみ。
「いつも5分、多くて10分の持ち時間なのに今日は20分。……兄さんいつも仕事入れはいいのに」とのことだが「そんなに長い噺を持っていないのでマクラを振らなきゃならない」そうで、けん玉さんとの電話のやりとりを明かす。
「え?」とか「ん、ん?」とかの驚き方にそこはかとなく漂う兼好テイスト。

兼好師の一席め、涼しくなったためか寝やすくなった、そんな時期に朝早くからありがとうございます、とお礼から。
「私も今朝は早く起きて『今日は10時から落語やらなきゃ』とか『夕方も仕事がある』とか頭は張り切っているんですが、身体が『やめなよ、寝ようよ』というんです。でも皆さんに対する愛情が勝って頑張ってここまできました。……負けたけん玉はこられなかった」と弟子にも毒を浴びせる。
兼好師は眠れなさそうだと感じると、船に乗り込んで船室内のベッドに潜り込む想像をするそうで、そうするとすぐ眠れるのだそうだ。
そこから夢の噺の『天狗裁き』に入る。
おかみさん、熊、大家、奉行それぞれ「夢なんか見ていない」といわれたときの表情と間がたまらない。八五郎となにやらアイコンタクトを交わしているのもおかしい。

仲入り時に同じ主催者が来年1月に開く会の前売りを購入する。
整理番号入りでその順番で入場できるってことだけど、なかの芸能小劇場は狭いから、正直どこで見ても同じなんだよなあ。
なので「今買えば整理番号早いですよ!」といわれてもそんなに「お得!」とは思わないなあ……。

二席めは相撲のマクラから『花筏』。
兼好師は『佐野山』とか『阿武松』とか他の相撲ネタ演らないのかな。マクラで相撲の話が出ると「あ、『花筏』だ」とすぐわかってしまう。まあ小柄だからニンに合わないのかもしれないが。
この噺はなんといっても勧進元が相撲部屋の親方に「花筏を千秋楽の結びの一番に出してもらえないか」と交渉するところが面白い。ひとりで宿屋の板前、小僧、芸者の証言を再現するところがまことにもって楽しい。

外に出ると土砂降り。バイクで強行しなくてよかった。
黒門亭の一部にも行きたかったが、もう間に合わないのでおとなしく帰る。
家の最寄駅に着いて少し歩いていたら雨がやんで少しだけ太陽が出る。変な天気。
昼間っからビール飲んで昼寝しながらCSでも見るかー。
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