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谷中はなし処 平成二十八年三月二十七日 [落語]

谷中はなし処 平成二十八年三月二十七日
於:千駄木 谷中はなし処

三遊亭萬橘『やかん』
立川志の春『天災』
オーパーツ コント
三遊亭萬橘『ねずみ』

昨日は黒門亭へ行こうと思ったら、開場してすぐに満員だったらしく、10分後にはすでに札止め。一之輔パワーすごいな。

西荻窪でやっている宮治さんの会に行こうかとも思ったが、当日じゃ入れないだろうしなあと諦め、家に帰って野球を見る。追撃センテンススプリング砲もなく、とりあえず開幕できてよかった。
話は変わるが、ベッキーやら野球賭博やらのああいう一連のスクープって誰も得してないよね。別にみんな「不倫は悪」とか「野球賭博はけしからん」とか「覚醒剤を打つのはダメ」なんて本気で心の底からは思ってないでしょ。いやちょっとは思ってるかもしれないけど、それでも自分の身の回りで起こらなければどうでもいいと思っているはず。ただ単純に反論できない正論を振りかざして、有名人や球団を攻撃したいだけでしょ。ゲスだゲスだと連呼してるけど、一番ゲスいのは別に迷惑かけられたわけでもないのに騒ぎ立てているお前らだっていうね。
はーしかしこのままもうなにも出てこないことを祈るよ。

さてさて本来萬橘師、志の春さん、たけ平さんの三人で行われる会なのだが、さすがにたけ平さんいやたけ平師の真打披露興行の真っ最中のためたけ平師は欠席。まあやっぱりそりゃそうか。
その代わり萬橘師が二席かけるようで、これはこれでお得。日によっては志の春さんが二席の日もあるのかな。

萬橘師の一席め、「最近いろいろ芸能界がすごいね」と切りだす。「有名になるには不倫、学歴詐称、覚醒剤だね。ちょうど三人いることだし、たけ平兄さんには不倫してもらって、志の春さんは学歴詐称。僕は打ち放題」となんとも不穏な計画をたてる。つーか志の春さん学歴詐称してたらびっくりだわー。
噺の方はというと、先生の愚者愚者攻撃がすごい。その代わりちょっとでも先生が詰まるとにやぁ〜っとなる八っつぁんの笑顔がおかしい。
しかしまあ何度も聞いたことのある噺にもかかわらず、萬橘師のテンションと勢いか思わずひとつひとつ笑ってしまう。

志の春さん、どことなく堂々として落ち着いた感じの『天災』。
声が渋くていい感じ。
歌の入る噺なんか合いそうと思っていたのだが……。

今日のオーパーツのコントは当然ふたり。この谷中はなし処のメンバーに加えてくれと志の春さん扮する女子高生が萬橘師扮するたけ平師のところにやってくるという内容。
面接試験の内容として輪唱があったのだが、ふたりともキーが合わない。どうやらふたりともそんなに歌は得意ではないようだ。

萬橘師の二席め、大枠としてはまあ同じなのだけど、だいぶアレンジが加えられている。
虎屋を乗っ取られた経緯などはバッサリとカットし、暗い部分はできるだけなくしている。
また、彫物の虎はすでに虎屋に据え付けられており(もともと腰が抜ける前の宇兵衛が発注していた)、甚五郎が帰る前にねずみは動きを止めてしまった。つまり鼠屋がねずみで大繁盛するシーンもなし。
暗さもないが人情噺的な感じもなく、明るいさらっとした小品に仕上がっている。暗いのは萬橘師自身が苦手なのかな。

終演後は谷中銀座や谷中墓地を散歩。
Df+オールドレンズでいくつか撮るものの、あんまりうまいこといかない。難しいなあ……。
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