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第三十四回 一蔵ひとりの会 [落語]

第三十四回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『熊の皮』『粗忽長屋』『文七元結』

そろそろ年賀状を作らなきゃなーと思いながらこれまで撮った猿の写真などを物色するも、どうもあまりいいのがない。どこかまた撮りに行こうかなあ。

一席め、いつもこの会ではネタおろしをするのだが、噺だけでなくマクラもネタおろしをするのだそうだ。そのため何を話したのか「マクラ帳」なるものをつけており、そこから話を付け加えたりして他の会や寄席で使えるマクラとして仕上げるという。
二月には一朝師匠に「これからは自分に似合わない噺もやらなきゃダメだ。お前は若旦那が似合わないから『明烏』なんかいいな。……ダメだ、源兵衛と太助がお前だった」といわれたそうで、爆笑をとる。
また、娘さんの高校受験の面接の練習に付き合ったそうで、いろいろと面接官にヨイショする答えを教えたとか。「趣味と特技は?」との質問には「お前は誰の娘だ? 『趣味はダイエット、特技はリバウンド』と答えろ! 許す!」とのこと。面接官それ知ってたらそれはそれで面白いけど。
『熊の皮』は何度か聴いているが、おかみさんの甚兵衛さんの扱い方がより巧みになっている。
また、甚兵衛さんがおかみさんにベタ惚れで、ウィンクや投げキッスでデレデレになるのもおかしい。

『粗忽長屋』、兄貴分の押しの強さの迫力に周りが押し切られて行くところがおかしい。
こういうのは一蔵さんにハマる。

『文七元結』は約一時間の大熱演。
長兵衛がお久を思うセリフに目元からポロッと落ちたものは涙か汗か。
長かったが、あまりそれを感じさせない一席だった。
終わって頭を上げた後も「(足がしびれて)私はしばらく立てません」というほど。

昨日は『芝浜』今日は『文七元結』、いよいよ年末だなー。
タグ:春風亭一蔵
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