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お江戸なまらく両国亭 てんまんの会 その14 [落語]

お江戸なまらく両国亭 てんまんの会 その14
於:両国 お江戸両国亭

三遊亭好也『つる』
三遊亭萬橘『初音の鼓』
三遊亭天どん『友引寄席』
三遊亭天どん『代脈』
三遊亭萬橘『味噌蔵』

昨日は会社の人たちと恵比寿の鰻屋にて呑み。
シーズン前にセリーグパリーグの順位とタイトルを予想して、一番成績が良かった人がおごってもらえるということをやっていて、その食事会だった。私は惜しくも2位で奢る側に。2年連続最下位のヤクルトが優勝するとは読めなかったなあー。ところでこれ野球賭博になるのだろうか。

好也さん、実は入門前からの知り合いで、プロになってからの高座は初めて聴く。
素人の頃から上手だったので頑張ってほしい。

萬橘師の一席め、最近セレモニーホールの仕事が立て続けに2件あったそうで、さらにその前には老人ホームでの仕事があったそうだ。そのことを人にしたら、「次は焼き場ですね」と言われたとのこと。
「仕事は大変だ」というところから『初音の鼓』に入る。
金で寝返る三太夫の手のひら返しの速さや、殿様のしらべる鼓の回数が異常に多くて狐の鳴き真似が間に合わないのがおかしい。
狐が鳴きすぎて鼓を売るどころか足が出るというちょっとひねったオチで、ちゃんと伏線も張られているのがお見事。

天どん師の一席め、萬橘師のマクラを受け、同じセレモニーホールに今度天どん師も行くそうだ。「後輩より後ってのはガッカリですね」と愚痴る。
そして本来演る予定ではなかった、セレモニーホールで行う素人寄席が舞台の『友引寄席』に。
作中噺に怪談のようなものがあり、本来は夏の噺らしいがそのミスマッチも楽しい。

仲入り後、この会の特徴であるちゃぶ台トーク。
天どん師がなぜか一之輔師から萬橘師へのメッセージをスマホで録画してそれを流す。が、ほとんど何を言っているか伝わらず。そういやあ一之輔師と萬橘師の組み合わせの会って行ったことないな。
博多天神落語祭りで天どん師と萬橘師が一緒だったそうだが、天どん師は打ち上げでいつの間にかいなくなってキャバクラに行っていたそうで、そのときの話などを相変わらずとりとめもなく繰り広げる。
グズグズだがそれもまた楽しい。

天どん師の二席め、導入部に昔の医者の話をし、『代脈』か『金玉医者』とかかなと予想がついたあたりで「葛根湯医者の小咄とかいります?」とお決まりのマクラをバッサリカット。カットはいいけどわざわざ聞かんでも。
天どん師の「色気付いたバカ」はものすごく面白く、ことあるごとにワキワキといやらしい手つきをする銀南がたまらない。

萬橘師の二席め、婚礼の場面や「あったまりのかったまり」の場面はなしで、子どもが産まれたところから。
酒の席で店の者が「旦那あるある」を言い合ったり、旦那のモノマネをするところなどはいかにも日本のリーマンの飲み会のようだ。
どんちゃん騒ぎを耳にした旦那が「ああいうのは旦那がバカなんだ……あれはうちか!?」とうろたえているところに「旦那、こういう家は旦那がなんでしたっけ?」と定吉が追い打ちをかけたり、小言中の旦那に「誰ださっきからチラチラ鯛の塩焼きを見せて『効かない』っていってる奴は」といわせたり、小ネタがいちいちおかしすぎる。

好也さんとひとこと挨拶して帰宅。そろそろバイクは厳しくなってきた。
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