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第五回 鳥徳寄席 -落語と唄の会- あこ&小辰 [落語]

第五回 鳥徳寄席 -落語と唄の会- あこ&小辰
於:茅場町 鳥徳

遠峰あこ 入船亭小辰 ごあいさつ
入船亭小辰『鈴ヶ森』
遠峰あこ アコーディオンと唄
遠峰あこ 入船亭小辰 『東京音頭』『両国風景』
入船亭小辰『明烏』

黒門亭が終わって30分しかないので急いで移動するも15分もかからず到着。やっぱりバイクは便利だ。
思ったより早く着き、近くの小諸そばで腹ごしらえできるほどの余裕が。

まずはふたり揃ってご挨拶。
今回で5回目で、この会でしかふたりは会わないらしい。
あこさんはひと月ほどパリへ行っていたそうで、小辰さんも6月の欧州公演を終えての今日は「凱旋公演」だという。
あこさんはパリで大道芸をしていたらしく、地下鉄の電車の中などでもアコーディオンを弾いていたそうだ。そんなん勝手にやっていいの? さすがパリ。で、それで「飛行機代くらいは稼げる」そうで。どの航空会社かはわからないが、なかなかの収入なのでは。
小辰さんは前回のこの会で「海外行きたくない! 怖い!」とビビっていたらしいが、帰ってきてみれば「すごく楽しかった!」とご満悦。
ヨーロッパでの食べ物の話が出て、あこさんによるとパリでは日本式のラーメンが人気らしく、ラーメン1杯2500円、小さくて冷たい餃子5個で1500円もするそうで、ラーメンは伸びてて不味いのだがみんな並んで食べているとのこと。店員は中国人なのに、中国式のラーメンよりも日本式だそうだ。
小辰さんによると、寿司屋で「ヤクザ」という店名がやたらあったとか。……ええ……。やっぱりまだまだ日本のことは伝わってないのだろうか。
欧州公演の2日目でカレーうどんが食べたくて仕方なくなったらしく、扇辰師に訴えたら「馬鹿野郎!」と一喝されたそうだ。曰く「それほどでもなかったのにお前のせいで食べたくなったじゃないか」とのこと。でも帰国して一番最初にカレーうどんを食べに連れて行ってくれたらしい。扇辰師いい人。

さて小辰さんの一席めの『鈴ヶ森』、いつもながら間抜けな子分とそれにイライラしながらも結構ちゃんと面倒を見ている親分のやりとりがおかしい。
親分のイライラが募ると、口調はイラついてるのに言葉は「ちゃんとしてください」とか丁寧語になるのが笑える。

あこさん、『竹田の子守唄』『長崎ぶらぶら節』『おてもやん』など民謡をメインに。『ボクかっぱ巻き』のようなコミカルなのはなかったような。
ここでさっきの小諸そばが効いたか異常に眠気がくるも、なんとか踏ん張る。

仲入り時にお店からのサービスでお茶とわらび餅をいただく。
中にこし餡が入っていて、さらっとした口当たりだがしっかりと甘くて美味しい。
image.jpg

小辰さんとあこさんのコラボコーナー、今回はあこさんのアコーディオンに合わせて小辰さんが打楽器を担当するというもの。
あこさんが用意した鳴り物は鈴やクラクション(笑点のパフ音)の他、お客さんからもらったという風鈴やビブストラップ(時代劇とかで「カーーーッ」と鳴るヤツ)まで。
楽器ができないという小辰さんは、前座のときに太鼓をやっていたからという理由で太鼓っぽいものとして丼やお椀、灰皿を店から拝借。
まずは小手調べで『東京音頭』でセッション開始。意外と灰皿のポコポコという音がドラムのカウベルっぽく聴こえていい感じ。
『両国風景』を演るにあたり、どこからか寄席の締太鼓を持ち出し、「さわぎ」という形でスケテンスケテンと叩く。さすが上手い。さらに鈴やビブストラップなども適宜入れ、お祭などでよく見る吹き戻しまで。

小辰さんの二席めの『明烏』も安定の面白さ。
お稲荷さんに出かける前に「おっかさん何故泣いているのですか」、吉原だと気づいた後の「だからおっかさんが泣いていたのか……」というセリフに吹き出す。
その後の若旦那の駄々っ子っぷりと翌朝の蒸れた感じとの対比がとにかくおかしい。

終演後は打ち上げに弁当が出てそれが好評らしいのだが、私は参加せず。
意味もなく銀座晴海とグルっと回って帰途につく。
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