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けんこう一番!三遊亭兼好独演会 [落語]

けんこう一番!三遊亭兼好独演会
於:国立演芸場

三遊亭兼好『蛇含草』
三遊亭けん玉『牛ほめ』
三遊亭兼好『あくび指南』
名渡山遼 ウクレレ
三遊亭兼好『竹の水仙』

チケットは発売後すぐに購入。数ヶ月前なので、あらかじめ周りにも「今日は早く帰るから」とアピールしまくり、定時ちょっと前にさっさとあがってしまう。慣れてないから若干挙動不審気味になってしまう。

会場に着くと最新のCDがサイン色紙付きで売っていた。あーAmazonで予約しちゃったよー。

プログラムには「ご挨拶」とあったので、人形町の時のように立ったままマクラ的な漫談をするのかと思ったら、座布団に座って「ご挨拶がわり」として一席。
『蛇含草』は久しぶりに聴くが、相変わらず餅の表現がうまい。手に持ってふたつに割って伸びるところとか、口にくわえてから伸ばすところとか、まるでそこにあるかのように見える。

高座返しに出てきたけん玉さん、座布団をひっくり返してそのまま座って話し始める。
けん玉さんの『牛ほめ』は初めて聴くかも。
与太郎がおとっつぁんから家の褒めようを習ってる時も「天井はサツマイモとうずら豆」とボケるパターン。くどくなりがちであまり好きではないのだが、叔父さんの家ではあまり間違えないのでしつこさはなかったかな。

兼好師の二席めの『あくび指南』は真打昇進披露興行の両国亭で聴いた以来。
その時苦しいくらい笑って、ずっとまた聴きたいと思っていたので嬉しい。
先生がお手本を見せる時に「四季折々のあくびより『夏のあくび』」などといちいちタイトルを重々しく告げるのが面白い。
やはり「夜は吉原につーっと行くといるんだよ馴染みの女が」と脱線していくところが最高。

名渡山遼さん、まずはハワイアンの曲から。オリジナル曲を挟みながらリクエストを募る。
その一曲めがチック・コリアの『スペイン』というのも渋いしそれを即興で弾きこなすのもすごい。

兼好師の三席めはネタ出し。
他の人だとこの噺は宿の主人と甚五郎のふたりが主人公で、おかみさんは脇役のひとりでしかないが、兼好師の場合はおかみさんも主人公のひとりになっている。というかオチもおかみさんが言っているし。
このおかみさんがなんともかわいらしいし、他のふたりを食いかねないほどのいいキャラ。これは兼好師のオリジナルだろう。

仲入りのときに次回のチケットも購入。次回も平日だが、今から根回しをしておかなければ。


三遊亭兼好落語集 噺し問屋 悋気の独楽/陸奥間違い

三遊亭兼好落語集 噺し問屋 悋気の独楽/陸奥間違い

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: CD



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