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らぐろ亭 第9回 "一蔵・小辰 二ツ星" [落語]

らぐろ亭 第9回 "一蔵・小辰 二ツ星"
於:駒込 ラグロット

春風亭一蔵『黄金の大黒』
入船亭小辰『転宅』
入船亭小辰『紋三郎稲荷』
春風亭一蔵『蒟蒻問答』

久しぶりにこの会に来た気がする。
相変わらず狭い空間にギッチリと小さいパイプ椅子を並べてあって、そんなに詰め込んだって実際には座れないだろうと思う。結局椅子を4つ並べても3人で座るのがやっとなんだから、最初から余裕をもった椅子の並べ方にすればいいのに。

開口一番として日芸の落研の平成ロマンさんが上がって『権兵衛狸』を。

まずは一蔵さんから。今年初めてのらぐろ亭だからか、おめでたい一席で始める。
長屋の連中が集まってわいわいやってるところに、まとめ役が「羽織持ってるヤツいねえか」「口上言えるヤツいねえか」と聞くたびに「あーうっっ!!」という妙な返事が返ってくるのがおかしい。
二席めの『蒟蒻問答』は誰の形なんだろう、普段よく聞くのとは細かいところが少しずつ違っている。もちろん大筋では同じなのだが。
例えば八五郎が坊主になるのは村人からの要請があって、とか。うーん、これはあくまで個人の好みなのだが、坊主になるのは蒟蒻屋の親分の発案で、という方がいいかなあ。こっちの方が「念仏なんて『いろはにほへと』でいいんだ」という発言がより引き立つように思える。
しかしやはり最後の身振りでの問答は、一蔵さんの体格だと映える。

小辰さん、『転宅』のお菊がなんとも色っぽい。なるほど旦那や泥棒が鼻の下を伸ばすわけだ。
なんというか、小辰さんは必死に自説を他人に説得しようとしているところが面白い。
この噺なら「泥棒と夫婦約束をする女がいるもんかね」という煙草屋に対して、「そんな愛の形があったっていいんじゃないですか」と食ってかかるところなどはかなり笑える。
二席めの『紋三郎稲荷』はなんと言っても山崎平馬のキャラクターがいい。すっとぼけた性格ながらも、大事になって「やっべぇ」と焦るところがおかしい。

久しぶりに打ち上げにも参加。
日本酒の差し入れが大量にあったようで、最初から最後まで日本酒を飲み続ける。
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