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なってる寄席 合羽橋で秘密新年会 [落語]

なってる寄席 合羽橋で秘密新年会
於:入谷 なってるハウス

三遊亭天どん『渋谷の交番』
三遊亭粋歌『卒業』
寒空はだか 漫談

天気がよく、小春日和のように暖かいので歩いて会場まで。ポッドキャストや志ん朝師の落語を聴きながらぷらぷらと1時間ほど歩く。
最近バイクばかりで全然歩いていなかったから気持ちいい。

いきなり天どん師。楽屋が一畳ほどのスペースで、そこに大人3人詰め込まれているので苦しくて仕方ない、とのこと。
今日はひとり終わったら休憩を入れて演者が帰っていくらしい。
まずは「天どん」という名前についていつものようにブツブツと。家の集合ポストの本名の下に、誰かが「天どん」と彫ったそうで、「次に住む人どうするんだ」。
「よく考えたら天どんとスイカとはだかってすごい取り合わせですよ、変態ですよ」とのこと。
「最近よく話すこと忘れるんでね、腕に書いてあるんですよ、だから今日も見ますね、えーと」と大胆な手口でカンニング(?)を行う。
「あーそうそう、この話しなきゃ」と話し始めたのが自転車に乗っていると警察によく止められる、ということ。「平日の午後2時ぐらいですよ、おかしいでしょー」というけど、平日の昼下がりにいい年したオッサンがチャリンコ乗ってる方が怪しいんだよなあ……。
で、警察の話から渋谷の交番の噺に入る。前にも聴いた『クラブ交番』にも通じるような噺。
それにしても『クラブ交番』でも言っていたのだが、どうも飯能を東京と思っているような……。飯能は埼玉なんだけどなあ……。とはいえもう飯能がネタに深く食い込んでるから修正は無理だろうな。
ネタはなんというか初期のこち亀みたいな感じのドタバタ劇。オチは某古典落語とほぼ同じなのだが、「よくできた噺というのは似た展開になるんです。だからパクりじゃありません」とのこと。

天どん師が終わると仲入り。
楽屋は店内の一画をのれんで仕切っただけのスペースで、裏口などもないので着替えが終わると「ありがとうございましたー」と言って客席を突っ切って入口から出て行く。「こんなの初めてだ」と言っていたが、こっちも初めてだ。

天どん師が出て行ったところで粋歌さんが登場。
17年間気づかれずにストーキングされていた冴えない女性と、そのストーカーとのやりとりの噺。ストーキングを辞めて(卒業して)、田舎へ帰るという。
「全然気づかなかった」という女性に対して、「ええ、僕プロですから」というストーカーのプロ意識が面白い。

粋歌さんも次があるということで、高座が終わった後に仲入りを入れ、着替えて退出。

最後の寒空はだか先生、「俺ゲストなはずなのに、今楽屋に誰もいないってどういうことだ」と苦笑い。
明日の仕事で50分のステージがあるらしく、「今日はその練習」とのこと。漫談で50分てすごいな。今日は40分くらいらしいが。
ネタはいろいろとあったが、「今浅草の東洋館に出ているのだが、東洋館は昔ストリップ劇場だった場所。『ここ裸が出るんだよな?』『ええ、(寒空)はだか出ますよ』と久しぶりに東京に出てきた人と呼び込みの間で交わされているのではないか」てのが面白かった。
また、『東京タワーの歌』も聴けた。
ただやっぱり漫談で40分は長いかな……。最後はちょっと集中できなかった。はだかさんも「疲れてきた」とお疲れ気味。

また歩いて帰宅。
いつもは脇を素通りする三ノ輪橋商店街を通り抜け、八百屋で焼き芋を買って食べながら歩く。久しぶりにこんなのもいいなあ。
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