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遊馬百席 第72回 [落語]

遊馬百席 第72回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『蛙茶番』『佐野山』『お見立て』

午前中は久しぶりに動物病院へ行き、ミルクとシュガーのワクチン接種をしてくる。相変わらずシュガーは先生に対してハーッと威嚇するし、ミルクは固まってぷるぷるしてるし。
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一席め、得意ネタの『蛙茶番』。何度聴いても笑える噺。
建具屋の半公の底抜けのバカっぷりが楽しい。
こんなのに惚れられる小間物屋のみいちゃんは大変だ。

そのまま続けて二席め、これまた得意ネタの『佐野山』。
ネタ出ししている10月31日の独演会と同じネタなので、おさらいなのかもしれない。31日は行けないのでありがたい。
これまたいつ聴いても安定した仕上がり。細かいところを少しアレンジしていた。
谷風の落ち着きぶりがよく似合う。

三席め、さすがに三席すべて同じというわけにはいかないのか、同じ廓噺でも『お見立て』に。
傾城の説明までしてたから、ホントは『紺屋高尾』を演ろうとしていたんじゃないかなぁ。遊馬師の『紺屋高尾』は聴いたことがないので聴いてみたかった。まあ31日に行けって話なんだけど。
一席めの冒頭で言っていたが、江戸時代の楽しみ、ということで、今日は芝居、相撲、吉原がテーマのようだ。
喜瀬川花魁がことあるごとに「ちょいちょい見繕って」と繰り返すのがおかしい。
杢兵衛お大尽の純朴さと、そこからくる自惚れとウザさがちょうどいい感じ。

終演後にCDについて聞いてみるも、先行配信は延期になったらしい。また、演目も変更されるようだ。
ちらっと話を聞いたところによると、当初は高座の内容を編集する予定だったのだそうだ。うーん……。それだと落語本来の楽しみである「ライブ感」は半減だなぁ。
ファンとして言っては何だが、遊馬師は結構大事なところでトチる悪癖がある。そういうポカのない乾坤一擲の高座が収録されているのかと思ったら、そうではないってことでちょっと「あれ?」って感じ。
で、編集なしの高座にしようということになったんだかなるんだかで発売が延期になったようだ。でもそれは英断だと思う。そんな編集なんかに頼らず、遊馬師という素材一本で勝負してほしい。……というのはファンのひとりよがりなんだろうか。
タグ:三遊亭遊馬
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