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西荻窪らくごライブ 第十七回宮治展 [落語]

西荻窪らくごライブ 第十七回宮治展
於:西荻窪 カフェギャラリーK

桂宮治『青菜』
桂宮治『舌打たず』
柳家右太楼『転宅』
桂宮治『鰻の幇間』

昨日は健康診断。思うところあってここ数ヶ月食べ物や食べ方に少しだけ気をつけるようにしていた。その甲斐あって昨年より7Kgほど体重が減っていた。よしよし。

宮治さんはずいぶん久しぶりな気がする。最近土日に都内とかで会をやっていないのか、単に他の会とバッティングしていて行けないのか。

一席め、いつものようにマクラをたっぷり。らくごカフェのスタッフに、戸越銀座おじさんが死んだと嘘を教えたままにしてしまい、別の会でおじさんが来てすごく驚いたらしい。これだけいじってもらえりゃそら声掛けやめられんわ。
『青菜』は今年初かな。ここ数日夏の暑さだったからなー。
以前宮治さんの『青菜』を聴いたときに「サボっている」という表現をしていて、それを聴いた馬るこさんが「あれ、いいの?」と気にしていた。確かに「サボる」は「サボタージュ」の動詞化だから古典落語にはそぐわないかなあとは思う。が、宮治さんだからなあ。キャラ的になんとなく「まあいいか」となってしまう。
とにかく植木屋の必死さがおかしい。以前、兼好師が「『青菜』は『菜? 嫌えだよ』が一番受けるように演るくらいでちょうどいい」と言っていたのだが、その言葉通りとなっていた。その場面の植木屋の顔と言ったら。
また熱中症寸前のおかみさんの迫力もいい。

一度高座を降りてすぐに再登場。二席めは立川吉笑さん作の新作。舌打ちや目の開閉ですべての感情を他人に伝えよう、という噺。なかなか難解というか。まだネタおろししたきりで高座にかけるのは二回めでちゃんとできるか不安、ということ。

右太楼さんは相変わらずキレイにスタンダードに演る印象。うまさでいえば二ツ目屈指なんだろうと思う。

仲入り後はネタおろしの『鰻の幇間』。「一日で必死で覚えた」とのことだが、確かに荒いっちゃあ荒い(「『誰もいないトイレの前で話してる』って?」とかカタカナ語がいろいろ散りばめられていた)けど、それも宮治さんっぽいような。
ハメられたと気づいた後の一八の弾けっぷりが楽しい。
また、壁に貼られたチラシがなぜか宮治さんが噺をしているときにぱらりぱらりと剥がれ落ち、そこもうまく女中への説教の内容に取り入れていておかしい。

終演後は打ち上げがあったようだが、バイクで行ったためパス。宮治さんとも一度呑んでみたいなあ。
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