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大日本橋亭落語祭2014 5月6日 [落語]

大日本橋亭落語祭2014 5月6日
於:三越前 お江戸日本橋亭

三遊亭兼好『館林』
旭堂南湖『宗悦殺し』
笑福亭たま『兄弟船』
柳家三三『強情灸』
春風亭一之輔『武助馬』
三遊亭遊馬『片棒』
イロモネア

毎年GWのお楽しみ、大日本橋亭落語祭。
今年は1日めが2日の金曜日だったので無理。なんでまたこんな変則的な日程なんだろう。会場が取れなかったのだろうか。
例年はいい席を取るために2〜3時間前から並ぶのだが、今年は全席指定なので気が楽。

ここ最近は出番をじゃんけんで決めているのだが、今回はくじをいっせいにひく。これは最後の大喜利のイロモネアのチーム分けも兼ねているため。奇数チームと偶数チームに分かれる。

トップバッターの兼好師、『館林』は久しぶりに聴く。八つぁんの能天気というか超ポジティブっぷりがおかしい。

釈台を出して南湖さん、江戸の噺である『真景累ヶ淵』から『宗悦殺し』。小石川が舞台で、江戸弁の南湖さんは初めて聴く。講釈での怪談は縁起がよくないらしく、「本当はやりたくない」とのこと。ピシッとした締まっていい一席だった。

釈台を見台に変えてたまさん。釈台と見台って違うんだ。初めて知った。
マグロ漁船を舞台に、短いネタをいくつかまとめた新作。ネタとネタの間には鳥羽一郎の『兄弟船』(多分)が挟まれる。割と下ネタ。

三三師の『強情灸』は初めて聴く。
なんかこういう軽めのネタも演るんだとちょっと驚き。なぜかまるでイメージになかった。
「熱い」と感じ始めた時の表情だけで空気が変わるのはさすが。内容はどスタンダードだが、灸を我慢しきってオチをもう一捻り。

『武助馬』は初めて聴く噺かと思ったが、以前ある二世噺家が真打に昇進したときに演っていたのを聴いたのを思い出した。兼好師が出演していたので聴きにいったのだが、そのときは「なんて退屈な噺なんだろう」と思ったけれど、やっぱり演る人が違うとだいぶ印象が違うものなんだなあ。もちろん一之輔師のは面白い。
この後のイロモネアに気がいってしまい、オチの直前で噛んでやり直したのもご愛嬌。

トリは遊馬師。『片棒』は先日の遊馬百席でも聴いたが、今日の銀次郎は蓮っ葉な粋人ではなく、『酢豆腐』の若旦那風。初めて聴く形で新鮮に聴けた。これはこれで面白い。

最後にイロモネア。ウッチャンナンチャンの番組を元に、奇数チームがモノマネ、モノボケ、ショートコント、偶数チームがモノマネ、モノボケ、サイレントをそれぞれ1分間行うというもの。
芸達者っぽい奇数チームと、大喜利が苦手っぽい偶数チーム……と思いきや、奇数チームはまったく稽古をしていないようでほぼアドリブのよう。さすがの兼好師一之輔師もボロボロの様子。一方偶数チームはチーム分けの際に三三師が「こういうの苦手そうだぞー」といいながらしっかりと打ち合わせをしていたようで、モノマネもちゃんと台本ができていた。また、サイレントは言葉を発することができないにもかかわらず、「釣り」と「蕎麦」の仕草でキッチリとしたネタを作っていた。さすが噺家。最終的には三三師と遊馬師がチューをして悲鳴が上がっていた。体張ってんなあ。

最後は三三師音頭の三本締めで〆。
来年は二日とも休日だといいなあ。
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