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お江戸なまらく両国亭 てんまんの会 その9 [落語]

お江戸なまらく両国亭 てんまんの会 その9
於:両国 お江戸両国亭

三遊亭らっ好『牛ほめ』
三遊亭天どん『サプライズツアー』
三遊亭萬橘『ねずみ』
トークコーナー
三遊亭萬橘『魚根問』
三遊亭天どん『百年目』

天気がよいので早めに家を出て、先週予定していた湯島天神から神田明神、秋葉原に回って両国まで歩くというルートを辿る。
時期が過ぎたか、湯島天神の梅もほとんど散っていたが、受験の合格御礼絵馬が鈴なりに。
また、今日は日がいいのか、湯島天神と神田明神のどちらも結婚式が行われていた。やっぱりあの邦楽の篳篥のぷぃーという音はいいなあ。
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Nikon D7000

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RICOH CX4


まずは天どん師。
群馬出身ということを隠して彼氏とサプライズツアーに参加したら、行き先が実家の芋畑だった、という噺。天どん師らしいシュールで先の読めない展開に翻弄される。父親との会話で、父親が話すところではいちいち手ぬぐいでほっかむりをするのがおかしい。
二席めは真打披露興行でも聞いた『百年目』。ちょうど時期だしね。番頭さんが旦那と鉢合わせたときにショックのあまり扇子を高座の下に落としたり、「お久しぶりでございます」という最重要キーワードを言い忘れる痛恨のミス。少しして「あー仕込みを忘れたぞぉー。あーもう戻るのもアレなんで言ったことにして進めよう」とまあ大胆極まる作戦に出た。まあそれによってオチが引き立ったような気がしないでもない。

萬橘師、『ねずみ』は『ねずみ』だが、虎屋を乗っ取られた経緯も語らなければ幼馴染みの生駒屋もなし。何より虎屋にすでに木彫りの虎がいるという大胆な改変。その分卯の吉にスポットが当てられている。これはこれでなかなか。
二席めは短く。『やかん』かと思ったら根問部で終わり。おそらく天どん師の時間をとるためだろう。なのに天どん師に「彼はなんで短い噺だとあんなにやる気がないんですかねー」などと言われてしまっていた。あのやる気なさげな感じもやさぐれてて面白かった。

仲入り後のトークコーナーでは、先日行われた円丈一門と五代目圓楽一門が和解するための「三遊ゆきどけの会」について。兼好師も出ていたので行こうかと思っていたのだが、いかんせん積極的に聴きたい人が兼好師くらいだったし、何より予定が入ってしまったので断念。
天どん師は仕事があったため行けなかったらしいが、萬橘師は出番はなくても着物を持って会場へ行っていたそうだ。
結果的にはまったく雪は溶けていなかったようだ。

今日は後ろの方で聴いていたのだが、受付の女の子が高座中にぺちゃくちゃ話してるのはありえん。仲入り時にお客さんに苦情を入れられてからは静かになったが。
それにネットで予約したのに名前間違ってるって何それ。失礼極まりないな。
なんかこう素人っぽいっつーか学祭のノリっぽいというか。噺がよかっただけに残念。
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