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第七回 鶴川落語会 らくご@鶴川 〜生志・兼好 実はクール?な二人会〜 [落語]

第七回 鶴川落語会 らくご@鶴川 〜生志・兼好 実はクール?な二人会〜
於:鶴川 和光大学ポプリホール鶴川

オープニングトーク
立川生志『道具屋』
三遊亭兼好『ねずみ』
三遊亭兼好『花見酒』
立川生志『文七元結』

先日の渋谷での落語フェスティバルでも同じ組み合わせで二人会があったばかり。まったく偶然で、同じ組み合わせの二人会が、同じ月に違う主催者で行われることは珍しいそうだ。

学生時代は小田急線のもっと奥の方に住んでいたのだが、近頃ではめっきり乗らなくなってしまった。いろいろな駅が新しくキレイになっていて、今どこなのかわからなくなる。鶴川は数え切れないほど通り過ぎたが、降りるのは初めて。

まずはオープニングトーク。特にテーマを決めてこなかったので、お客さんから「象」「ゼロ」とのお題をもらい、まどみちおさんのことや映画『永遠の0』の話題など。生志師が割と右寄りな発言多数。

生志師、高座に上がってもやや政治的な話をマクラに。また、ベビーシッターの事件などにもズバズバと過激な発言を繰り広げる。これも談志イズムなのだろうか。
マクラに時間を取りすぎたか、一席めはさらっと短めに。しょんべんとかひょろびりのくだりもなし。
二席めはやや季節はズレるものの、大ネタの『文七元結』。とはいえ時間的に厳しいのか、割とポンと五十両を出したり、返してもらうときもすぐに収めたり。五十両を出す時は逡巡を重ねたり、ちょっと値切ってみたりと苦悩するのが好きだ。「そんなお金いただけません」との文七のセリフに、「俺だってやりたくねえよ!」と血の出るような悲壮な絶叫を絞り出したのは誰だったか。その後震える声で「だけどよ、おめえは五十両なきゃ死ぬんだろう!? だからやるんじゃねえか」と続け、一度出したら吹っ切れた様子でさばさばと「娘は女郎になったって死なねえんだ、だから持ってけ」と言うのは痺れた。喬太郎師だったかなー。もう一度聴きたい。

兼好師、サラリーマン時代に町田近辺を担当していたからこの辺は大好き、とのこと。町田と師の住む北千住は似ている、特に東京なのに東京扱いされていないところがそっくりだ、と。まあねえ。
北千住から鶴川まではもはや小旅行だ、というところから旅の噺に。
兼好師の『ねずみ』は初めてかも。ねずみ屋の成り行きを元主人の卯兵衛がするのではなく、幼馴染みの生駒屋が語るのが珍しい。なるほど自分の口で語るよりも、他人が話した方が客観性があって説得力が増す。この生駒屋が調子のいい男で、甚五郎に向かって「彫り物をする人? 仙台は盛んだから修行してくといい」と言い放ったり、木彫りのねずみを見て宿に泊まらなければならない第一号になったりするのも面白い。
二席めの『花見酒』はほぼ一年ぶり。どんどんふたりが酔っ払ってわざとらしく十銭をやりとりするのがおかしい。

帰り、気まぐれで日比谷で降りてみると、日比谷公園で「地元メシ フェス」として全国の物産展や屋台が出ていた。荒川弘のマンガ『百姓貴族』に出ていた「いももち」を買い食い。
有楽町へと向かおうとすると、なんかどこかで見たことのあるような人たちが。

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RICOH CX4

ネットでは見たことあったが、本当にやってるんだ。
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