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落語と浪曲 名作ネタ交換 第一回 瑞姫・三遊亭兼好二人会 [落語]

落語と浪曲 名作ネタ交換 第一回 瑞姫・三遊亭兼好二人会
於:浅草 木馬亭

瑞姫 浪曲
三遊亭兼好『陸奥間違い』
三遊亭兼好『元犬』
瑞姫『気の長短』

銀座の山野楽器の落語会が終わり、急いで浅草まで地下鉄で向かう。
14時開演だったのだけれど、山野楽器が14時までなのでどうしたって間に合わない。
兼好師のさっきの二席めが短かったのは多分この会のため。
とはいえ出番は前座さん、瑞姫さん、兼好師の順なので、山野楽器が終わってからでも間に合うということは事前に兼好師から聞いていた。瑞姫さんの一席め(浪曲の数え方は「席」でいいのだろうか)の途中から入場。なので演目はわからず。

兼好師一席めの『陸奥間違い』は浪曲の作品を落語に改作したもの。
いや、これは面白い。小役人が出世した同僚、松納陸奥守(まつのう むつのかみ)に金を借りようと使いの者を出したら、間違えて松平陸奥守(まつだいら むつのかみ)へ行ってしまって……という噺。
侍の末端の小役人が出した三十両の金の無心が、仙台藩の大大名、江戸城の老中、果ては将軍と話がどんどん大きくなっていってしまい、うろたえるさまがとにかくおかしい。
この騒動の元になった、使いの者である権助が『権助魚』の権助そのままで、図々しいのも笑える。
駆け引きをする場面もあるものの、登場する侍は皆まっすぐで最後にはハッピーエンドになるというのも『井戸の茶碗』ぽくていい。

二席めは得意ネタの『元犬』。
相変わらず楽しそう。
「チンチン」の場面では「年末のこの時期にこんな格好をするなんて」と言っていた。そういや今日で仕事納めと言っていたような気もするけど……。チンチンで〆でいいのかな。
「おもとは居ぬか?」という一般的なサゲと、少し変えていた。

瑞姫さん、『気の長短』は落語の『長短』を浪曲にしたもの。
兼好師が終わったからって出て行ったら感じ悪いよなあと思って残ったのだが、始まってすぐに寝てしまった。こっちの方がよっぽど感じ悪いわ。ごめんなさい。
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