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調布あらぱん亭 Vol.69 [落語]

調布あらぱん亭 Vol.69
於:調布 アラパンス

春風亭一之輔『かぼちゃ屋』『粗忽長屋』『麻のれん』

都議選の投票をしてから調布まで。
一之輔師は昨日全国ツアーの千秋楽で福岡だったらしい。
で、今日は朝からNHKの『お父さんといっしょ』の収録に下の息子さんといってきたとか。
そこから上の息子さんとの話に。
息子さんを叱っているときに、泣きながら「パパはいつもそういうことを言う!」と言われたから、「いつもっていつだ!」と聞いたら「今でしょ」とドヤ顔で言ってまた泣き出したらしい。
そこから「流行り言葉を落語に取り入れるのはどうか」という持論を展開。「今でしょ」もそうだが、「じぇじぇ」は寄席で1日3人は言っている、それも結構な大御所まで言っていて、なんとも言えない気分になるらしい。「結論としては『じぇじぇ』はいかんということですよ」として噺に入る。
一之輔師の与太郎はホントにぼさーっとしていかにも足りなそうな雰囲気。
かぼちゃを売る時の「上を見る」表情や仕草がおかしい。
おじさんの家に戻って「上を見ろってのは掛け値をしろってことだ!」と叱られると、「じぇじぇ」。……おい。

少し休憩を挟み、二席めに。マクラもなくすぐに噺に入る。
一之輔師のキャラクターで、あの話の通じない主人公二人組を演じられると破壊力がすごい。
「本人連れてくりゃ話が早えだろっての!」という言葉にも、思わず押し切られそうな勢いがある。

最初は二席の予定だったようだが、「短い噺をやってこれで終わるのも何なんで、もう一席やります」といってくれ、急遽三席に。確かに開始から1時間経ってなかったし……。けど素直に嬉しい。
『麻のれん』は1年ぶりくらいか。
按摩の杢市が旦那に酒をごちそうになるシーンで枝豆を食べるのだが、その仕草が素晴らしく、豆をひしぎ出しながら食べているのがよくわかり、実際に食べているようだった。また、すでに食べた枝豆を口に持って行ってさやを吸い、「空でした、へへ」と言うのだが、その場合は吸った音が異なっていて空だということがよくわかった。思わずビールと枝豆が欲しくなる一席。今日は高座まで近かったため、仕草がよく見えた。

打ち上げにも参加したかったが、用事があったため今日は辞退。またいずれ行きたいものだ。
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