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横浜 井土ヶ谷落語会(第492回) [落語]

横浜 井土ヶ谷落語会(第492回)
於:井土ヶ谷 落語スナック元

三遊亭兼好『粗忽の釘』『猫の災難』

休日出勤してから落語会へ。21時開演という深夜寄席並の遅さなので、仕事してからでも間に合った。
492回という歴史ある落語会らしく、壁には噺家さんの色紙が隙間なく貼られ、中には私が産まれる前の志ん朝師の色紙もあった。感嘆するしかない。
しかし狭い! 今まで行った会場の中で間違いなく一、二の狭さ。座敷なのだが、述べ面積で六畳あるのかなあ……。そこに20人以上入っているので熱気がすごい。
兼好師が登場すると、高座は奥にあるので、通り道となる場所に座っている人は立って道をあける。

一席めの『粗忽の釘』は兼好師では初めてかな。一二度聴いたかもしれないけど、記憶にない。
相変わらずというか、尻に敷かれる亭主の描写がうまい。いろいろ反論やら小言やらを試みるが、ことごとく軽くあしらわれしまうのがおかしい。
おかみさんとの馴れ初めをのろける場面では、赤い腰巻を買ってやったら今も大切に持っていて、自分もたまに褌がわりに締めている、自分たちは赤い糸ではなく赤い腰巻で結ばれている……ということを楽しそうに語っていた。ここまで腰巻をフィーチャーしたくすぐりは初めて。

初めて行った落語会なので勝手がわからなかったのだが、会場はスナックなので、呑みながら聴けるらしい。なので仲入りで私もビールを頼む。
すると、兼好師は年明けから断酒しているとのこと。体調を考えてとのことだが、病院で検査してみたら本来飲めない体質で、アルコールを分解するのに人の何倍もかかるのだそうだ。
ただ酒席は好きなので、宴会には行くらしい。そして、ノンアルコールビールでも酔えるのだとか。兼好師曰く、「美味いのはサントリーだが、『酔える』のはアサヒ」なのだそうだ。へー。
そんな酒のマクラから『猫の災難』へ。こちらは兼好師で一番聴いている噺。今回は酔っ払うのが早く、一杯呑んだところで口跡が怪しくなってきていた。
兄貴分用に一合徳利に分けていた酒を「徳利から吸い上げると美味い。オツだね」と結局飲み干してしまうところはいつ聴いても面白い。なんだその理屈。

終演後は23時間近。兼好師を囲んでもう少し呑むとのことだが、夜も遅く遠いので失礼させてもらう。
タグ:三遊亭兼好
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