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さいたま落語亭 その18 [落語]

さいたま落語亭 その18
於:浦和 市民文化センター5F

古今亭朝太『碁どろ』
三遊亭天どん『付き馬』
三遊亭天どん『代脈』
古今亭朝太『らくだ』

初めて行く落語会。
「市民文化センター」というから大きなホールを想像していたら、会場が見つからない。
地図を見る限りかなり近くにいるはずだけど、これか? と思って行ってみると「埼玉会館」とあり、落語会の情報がどこにもない。
焦って周りをうろうろし、開演3分前くらいにようやくその隣に見つける。ベローチェが入っているビルの5Fとは。

さて一席めは朝太さん。
「珍しい噺」と前置きして『碁どろ』を披露。
確かに今まで志ん朝師のCDでしか聴いたことがない。まあ私が聴いたことがない噺なんて山ほどあるのだけれど。
高座でかける人がいないのか、朝太さんのも志ん朝師のCDがもとっぽい感じ。
落語には「え、これで終わり?」って噺があるけれど、この噺もその最たるもののひとつだと思う。
CD聴いていなかったらオチだと気づかないかも……。もうひとひねりあってもいい気がする。

続いて天どんさん。
朝太さんは秋に真打昇進ではあるけれど、まだ二ツ目だし香盤からいえば天どんさんの方が上なので先に出てトリをとるのかと思ったら、朝太さん曰く「お前が先に出ろ」と言われたとのこと。
天どんさんが今年真打に昇進してもおかしくないのに、春秋と後輩に抜かされた心中や如何に……と思っていたら「どうでもいい」と言っていた。
クセはあるけど面白いと思うんだけど。
噺はマクラからたっぷりと1時間近く演っていたのではないだろうか。
一文なしが牛太郎からたかるところや、いろいろなところに連れまわすところを楽しそうに演っていた。
牛太郎に早桶を括りつけるときは高座の上でバッタンバッタンとのたうちまわっていた。
面白かったので、そんなに長くは感じなかった。

仲入りを挟んで天どんさんの二席め。
いきなりさっきの『付き馬』が長すぎたという反省から入る。
その代わり二席めは10分で終わらせますから、と言って『代脈』。
銀杏のやらしい手つきが笑える。
前に『ろくろ首』を聴いたことがあるけど、天どんさんはこういう「色気づいた馬鹿」がすごく面白い。
新作もいいけど、天どんさんは古典が面白いと思う。
ホントに10分で終わらせて、朝太さんへ。

朝太さんの『らくだ』は以前に聴いたことあり。
以前聴いたときとあまり変わってはいないようだけど、やはり酒を呑んで人が変わっていく様が面白い。
それにしても朝太さんまた太った? なんか顔も体も前に見たときより丸くなっていて、高座で座っているのを見るとマトリョーシカみたい。
天どんさん曰く「一度痩せたことがあるけど、面白くなくなった」とのこと。

地域寄席らしく、和気あいあいとした雰囲気ですごく和やかな会だった。
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