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プチ銀座落語祭 三遊亭遊雀・三遊亭兼好二人会 [落語]

プチ銀座落語祭 三遊亭遊雀・三遊亭兼好二人会
於:銀座山野楽器本店7階 イベントスペースJamSpot

入船亭辰じん『金明竹』
三遊亭兼好『だくだく』
三遊亭遊雀『蛙茶番』
三遊亭遊雀『電話の遊び』
三遊亭兼好『青菜』

一昨日に引き続き、プチ銀座落語祭。
開演前の『電源切って』に拍手までわいていた。ちょっと音源欲しい。

前座の辰じんさんは涼しげな緑の着物。
関西弁の使いの男がまくしたてる口上部分を4回繰り返していたが、毎回それぞれ少しずつ変化していて工夫している感じ。
秋には朝呂久さんと一緒に二ツ目昇進が決まっていて、今後が楽しみなひとり。

兼好師の一席めは得意ネタ?の『だくだく』。
聴けば聴くほどバカバカしい噺だけど、登場人物全員ノリノリなのがおかしい。
オチも少し変えていた。
マクラで落語の各協会について触れていて、落協が警察署なら芸協は消防署、5代目圓楽一門は消防団なのだそうだ。上手いたとえだなあ。
ちなみに立川流は放火魔だそうだ。ひっでえ。
これを満面の笑みで言うんだからさすが。

遊雀師は久しぶりだけど、かなり好きな噺家。
クサいんだけど、それがたまらない。
湯屋からあがってお店に急ぐ半公に往来で声をかけるのは、たいてい鳶の頭なのだけれど、遊雀師は糊屋の婆さん。
婆さんにブツを見せびらかすときのドヤ顔は今思い出しても吹き出しそう。
舞台番にあがってからは、ドヤ顔に加えてなぜか腰がクイックイッと動く仕草つき。
これ銀座のど真ん中で演っていいのかー?
腹痛い。

仲入りを挟んで珍しい演目の『電話の遊び』。
道楽者の旦那が、若旦那に諌められてお茶屋に遊びに行けないので、電話の向こうで芸者に三味線をひいてもらう、という噺。
実際にお囃子の鳴り物もふんだんに取り入れ、なるほどこれはお囃子がCDの落語会ではできない。
電話が普及し始めた頃の噺なのだろうけど、具体的にいつ頃なんだろう。

トリは兼好師。
本来香盤順からいえば遊雀師なのだろうけど、後ろがあるらしい。
『青菜』はこの間も聴いたが、何度聴いても面白い。
酒をご馳走した植木屋が、熊さんが「菜は嫌い」だと言い張るのを無視して「じゃあご馳走しよう」と有無を言わせないのが面白かった。

終演後、せっかく銀座にきたのでニコンのショールームへ。
50mm単焦点レンズの調子が悪かったことを思い出し、見てもらったところ修理行きになってしまった。
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