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芝落語会 弥生落語会 [落語]

芝落語会 弥生落語会
於:東京女子学園 中ホール

三遊亭兼好『熊の皮』
入船亭扇辰『百川』
入船亭扇辰『紋三郎稲荷』
三遊亭兼好『三枚起請』

「東京かわら版」では春風亭柳朝師だったのだが、体調不良により扇辰師に変更とのこと。
柳朝師のブログをみたところ、しばらく治療に専念するとか。心配ではあるけれど、暗い雰囲気でもないので大丈夫なのだろう。早く良くなって欲しい。
柳朝師もだいぶご無沙汰だったので楽しみであったのだが……とはいえ扇辰師が聴けるのは素直に嬉しい。

会場は東京女子学園という三田にある女子中高一貫校。
女子校入るなんて産まれて初めてで、ちょっと舞い上がる。
ここに! 「三十代女子」とか意味のわからないニセモノ女子ではないホンモノの女子が! 普段学生生活を送っているわけで! うひょーーー! と決して顔には出さずに静かに興奮する。
まあホールしか入れないのであまり女子校という感じはしないのだけれど。

兼好師一席目は『熊の皮』。
おかみさんをすごい悪妻で演る人もいるけど、兼好師のはなんだかんだで仲良し夫婦。
人遣いは荒いけどガミガミ言ってやらせるのではなく、うまいこと言いくるめてる感じ。
貰い物のおこわは全部甚兵衛さんに取っておいてくれるし、甚兵衛さんもおかみさんのことをありがたく思ってる。
こういう風だと、聴いていて不快にならなくていい。
兼好師はいつも恐妻家ネタをマクラで話しているが、ホントはこんな感じなんじゃないのー?

扇辰師一席目は大ネタ『百川』。
田舎者の百兵衛さんが外連味たっぷりでちょっとクサいかも……。
河岸の若い衆のぺらぺらーっとしたしゃべりが心地よい。

仲入りを挟んで二席目の『紋三郎稲荷』も演目が演目だからか、やや大げさな感じ。
今日は私の扇辰師のイメージ「あっさり、端正」とはちょっと違ったけど、それはそれで面白かった。

さて兼好師の二席目『三枚起請』はDVDにも入ってるし、高座でも聞いているはず。
やっぱり面白い。
三人目の清公も起請を持ってることがわかりかけたときに、「もう一枚出そうだね」っていうところがなぜか好き。
追い詰められた花魁がいきなり開き直って啖呵を切るところもいい。隣に座っていたご婦人が思わず「わーすごーい」と漏らしていたが同感。

噺には満足なのだが、噺家さんが座布団座ったところでお囃子のCD止めるのがちょっと。
頭下げたところで止めるんだって誰か言えばいいのに。
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