隅田川寄席

隅田川寄席
於：すみだ郷土文化資料館

古今亭半輔『牛ほめ』
古今亭朝太『らくだ』『子別れ・下（子は鎹）』

古今亭朝太さんの落語会へ。
主催は会場であるすみだ郷土文化資料館。
開始前に資料館からの挨拶があるのがいかにもお役所というか自治体主催っぽい。
近所の方たちが集まっているのか、平均年齢はやや高め。

前座の半輔さんは切れ長の目が涼やかな、今時っぽい若者。
与太郎小噺を3つほどやってから噺へ。結構たっぷり目に。

朝太さんは秋の真打昇進にともなって「志ん陽」に名前を変えるのだとか。
元の師匠「志ん朝」、大師匠「志ん生」に通じるいい名前だと思う。

マクラもそこそこに、いきなり大根多の『らくだ』。
人の良さそうなくず屋さんがよく似合う。

熱演が終わり、5分の仲入りを挟むと終了予定時間まであと10分しかない。
軽い噺で終わりにするのかと思っていたら、これまた大根多の『子別れ・下』。
多少はしょり気味ではあるけれど、金坊とおかみさんの攻防は聴きごたえがあった。

終わってみたら終了予定時間を30分近くオーバー。まあそうだろうなあ。
大根多2つも聴けて満足。

しかし、終わりの挨拶まであるとは野暮が過ぎると思う。
サゲを聴いたら、デデケデテケの追い出し太鼓で帰りたい。

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