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新春落語会 [落語]

新春落語会
於:飯能市民会館

立川らく兵『子ほめ』
古今亭菊之丞『替わり目』
柳家喬太郎『小言幸兵衛』
三遊亭兼好『元犬』
柳貴家小雪 太神楽
立川志らく『人情八百屋』


新…春……だと……?
もうバレンタインも過ぎてるんですが。
まあ毎年恒例の落語会のようなので、今年はたまたま開催が遅くなったんだろうけど。
にしてもここまで遅れたなら名称変えればいいのに。さすがお役所主催、融通がきかない。

飯能に来るのはだいぶ久しぶり。
以前西武池袋沿線に住んでいた頃は、電車一本で来れたのでちょくちょくきていたが、引っ越してからはかなりご無沙汰。
しかしこのメンツなら電車代をかけてでも行かなければ。すごいぞ飯能市。

前座のらく兵さんは志らく師の弟子で旧日本兵ににてるから「らく兵」なんだとか。
さすが立川流、前座でもかなりこなれた感じ。
番頭さんとの絡みはなく、いきなり子どもをほめに行くので、あっさりした感じ。
最近『子ほめ』は食傷気味なのでありがたい。

菊之丞師の演じるおかみさんは相変わらず色っぽい。
しかし菊之丞師の酒を呑む仕草、「お゛う゛っ、お゛う゛っ」という声がどうにもうまそうに見えない、っつーか苦しいの? と思ってしまうんだけど、皆気にならないのかなあ。私だけ?

喬太郎師はマクラもなしにわーっと一気に噺を進める。
ぺらぺらぺらぺらーっと話してハイおしまいって感じ。
噺の中身もCDに収録されてるのとほぼ同様。
なんか気が乗らなかったのかなあ。
もちろん面白いんだけど、イマイチ印象が薄い……。

兼好師の『元犬』、どうしても犬の習性が出てしまうシロの仕草が面白い。
邪気のない感じが上手いなあと思う。
いつもマクラで爽やかに邪悪なことを言うのに。

柳貴家小雪さんの太神楽。
当然のようにノーミスだけど、そうなるまで長いことかかるんだろうなあ。
寄席でも太神楽がミスってるのを見たことがない。

志らく師は圧巻。
マクラは家元のエピソードをモノマネを交えて。
結構皆家元のモノマネするけど、皆似ている気がする。
噺は笑いと人情の波状攻撃。
笑わせ泣かせが交互に何度も繰り広げられ、ガンガン揺さぶられる感じ。
以前誰か二ツ目が演っているのを聴いたことがあるけど、噺の印象がまるで別物。

飯能では「若手応援寄席」とかいろいろいい落語会が開かれているので侮れない。
けどいかんせん遠いよなあ……。下手するとチケット代より交通費の方がかかったりするし。
次はいつになるやら。
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