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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年7月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年7月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭しゅりけん『四人癖』
三遊亭じゃんけん『浮世床(将棋・夢)』
三遊亭兼好『万病円』
三遊亭兼好『風呂敷』

「逆走台風」が変な動きをしているせいで天気がおかしい。
昨日も「大雨が降る」という予報だったから外に出るのを控えていたら、出掛けたいと思っていた時間帯は全然雨が降らなかった。
今日も台風一過で雨もやんだろと思ってバイクできたら、結構な雨が突然降ったりやんだり。
ちょうど会場に着きそうというところでザバーと降られ結構濡れる。
ブツブツ言いながら会場に着くと、エレベーター前で兼好師に会う。二言三言話しながら一緒にエレベーターに乗り、2階に着くとまだ開場して間もなく、客が溢れた状態。それだと楽屋に入れないため、開場待ちだったようだ。そういや前にも似たようなことあったな。

しゅりけんさん、珍しい噺。知り合いによればちょくちょく掛けているというが、初めて聴いた。
他の人でも聴いたことがなかった。
『のめる』と似たような噺。登場人物が多い分、演じ分けが必要そうだが……まあ、そこらへんはまあね、まあまあ。

じゃんけんさんも登場人物多めの噺。
兼好師に似てるのでいいところもわかるけど、悪いところはより目立ってしまう。特に兼好ファンにはごまかしが効かなそう。そこらへんは難しいところなんだろうなあ。

兼好師の一席め、逆走台風のようにこれまでの経験が活かせないような場面に出くわすと人間は身体が固まる、という。
たとえば昨日親戚のおばさんに車に乗せてもらったらいつのまにか逆走してたときに身体が固まったとか、坂の上からショッピングカートを押したおじいさんが下りてきたのでおじいさんが転んだりカートだけが先に転がってきてもいいように身構えていたらおじいさんだけが坂を下りてきた、とか。どこまで本当かはわからないけど、そういうエピソードがポンポン出てくるだけですごい。
そこからヒマな侍にいろいろ難癖をつけられて町民が固まる『万病円』に。
そうはいいながら結構町民にやり込められ、ハッとした顔をするところがおかしい。

二席め、兼好師の『風呂敷』は「女たるもの」という説教をおさきさんだけでなく自分の女房にもするところが珍しい。
「俺は唐土の本をたくさん読んでるんだ」と威張ってる割にはイマイチ理解してないというところがおかしいのだが、中でも「『君子(きみこ)危うきに近寄らず』っていうのがあって。大変なんだ唐土ではきみこさんは。あと老子(ろうこ)さんとか荘子(そうこ)さんとかいろいろいるんだ」とぶつのが面白い。
それと「喧嘩を納めてきた」といってその方法を教えるのではなく、「これから喧嘩を納めに行くんだ」といって「こうすれば納められるんじゃないか」と実践するところが他の人と違う点。サゲもそれに合わせてちょっと違っている。

終演後、久しぶり会う知り合いたちとフレッシュネスに。
バイクだからビール飲むわけにもいかず、知り合いはビール飲んでるのにこっちはアイスコーヒー1杯で2時間粘る。言ってくれりゃあ電車で行ったのに……。
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