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なかの 秋のらくご長屋 兼好連続独演会第四回 [落語]

なかの 秋のらくご長屋 兼好連続独演会第四回
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭じゃんけん『子ほめ』
三遊亭けん玉『雑俳』
三遊亭兼好『アロエヨーグルト』
三遊亭兼好『井戸の茶碗』

忙しい。
クライアントがリリースした商品にいろいろと問題が噴出しているらしく、その対応にこちらも追われている。毎日毎日「緊急」とか「最優先」とかの依頼が舞い込み、まさにてんてこ舞い。
3日の文化の日も今日も休日出勤……なのだが、この会は譲れない。
普段と同じくらいの時間に起きて中野まで電車で出かける。
整理番号は3番なのだが、会場に着いたのは3分前。……やっぱり整理番号が早い方が早い時間に行かなければその特典が受けられないというのは、なんとなく釈然としない。まあなかの芸能小劇場はどの席でも見やすいからどこでもいいんだけど。

じゃんけんさん、「ただの酒飲ませろ」という定番の入り方をしない形は初めて聴いた。
軽ーい感じでサクサク進む。

けん玉さん、「前座ふたりで持ち時間20分なのにじゃんけんが15分持ってった」。
ただそれがよかったのか、いい感じに力の抜けた高座で、これが朝のテンションにちょうどいい。
仲入りのときにたまたま会ったので「お疲れ?」と聞いてみると「朝だから」とのこと。

兼好師、明日博多の落語天神祭に出るのだが、最初手違いで兼好師の出番がなかったのだという。プロデューサーの円楽師がいろいろ調整した結果、なんとか入れたのが新作の会なのだそうだ。しかも文枝師をはじめ、基本的に新作ばかりを掛ける師匠の中に普段古典ばかりの兼好師で、「これどうしよう……」と困惑しながら新作の代表作(?)の『アロエヨーグルト』に。
噺の中で「これ明日の練習?」「そんなことはない!」というくすぐりが入る。博多の皆さん明日の兼好師は『アロエヨーグルト』です。
仕草がそれぞれの登場人物(植物)を表すポーズしかなく、それ以外はほとんど動かないという珍しい噺。それでも面白いんだから完成度が高いということなのだろう。

二席めの『井戸の茶碗』は約一年ぶり。
仏像から出てきた五十両を巡って、千代田卜斎と高木作左衛門のお互いが「受け取る謂れはない」と言っているのを、「……と向こうが言っております」といつの間にか清兵衛さんになっているのが面白い。落語のトリックというか、特性を活かしていて興味深い。

さて、来年も毎月この会があるという。
これまでは1〜5月分の前売りが売っていたが、6〜10月分のチケットも売り出された。
通しで買うと12500円。
小遣い制で、毎月の落語予算も決まっている身としては一気にその値段を出すのはキツい。が、予約特典としてCDが付いているという。この会独自のインディーズCDなのか、演目はこれからアンケートを取って決めるという。うーんよくわからん。が、まあどうせ行くんだからと通しを買うことにする。今月もう呑みにとか行けないな……。
ついでに来年の1月2月分も購入。こちらはバラで。通しで買えばちょっと安くなるが、さすがに2万5千円を一気に払うのはムリだ。
主催者としては、予約したのにドタキャンされて取りっぱぐれるという事態を防げていいんだろうけどさ。
終演後は休日出勤。あーーー行きたくねえーーー。
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