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遊馬百席 第90回 [落語]

遊馬百席 第90回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『竹の水仙』『三井の大黒』『ねずみ』

二日連続で遊馬師の会へ。
来週は国立演芸場での独演会があり、ネタ出しもしている。
それがこの甚五郎噺三席で、今日はそのリハーサルといったところか。

確かに寄席や普通の落語会では「噺がつく」ので、一気に聴く機会というのはなかなかないだろう。
噺も年代別に並べられているのだが、『竹の水仙』と『三井の大黒』はほぼ同年代、で、『ねずみ』はそこから10年後の噺だという。
んー、なんというか私は前から思っていたのだが、落語に出てくる左甚五郎って噺によって性格がまったく異なる。
『竹の水仙』では破天荒だし『三井の大黒』ではエキセントリック、『ねずみ』では好々爺という感じ。年齢の印象もいろいろ。
噺をひとつひとつバラバラに聴く分にはそれでも構わないが、三席並べて聴くとそこをうまくすり合わせないと矛盾が出てきてしまいそうな気がする。
今日は『竹の水仙』と『三井の大黒』での性格をだいぶ寄せているような印象を受けた。

また、『竹の水仙』では細川のお殿様の家来がよくある大槻玄蕃ではなく、『井戸の茶碗』に出てくる高木作左衛門。井戸茶で殿様の覚えが良くなって出世したのだろうか。
『三井の大黒』では呼び名が「ポン州」ではなくて「名無しの権兵衛で『権の字』」。いつもシャケばかりを出すおかみさんと、政五郎がバトる展開もバッサリとカットしていた。
『ねずみ』は大きな変更はないが、時間のためかやや急いでいるような印象。

さて来週の独演会ではここからどう変わるのか、または変わらないのか。どうなるかはわからないが、前売りはしっかりと購入。
タグ:三遊亭遊馬
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