SSブログ

第八十一回 高縄手落語会 [落語]

第八十一回 高縄手落語会
於:白金高輪 港区高輪区民センター3F 和室

雷門音助『真田小僧』
桂宮治『花見の仇討』
雷門音助『不動坊』
桂宮治『徳ちゃん』

昼は母と兄貴一家、彼女とともに父親の墓参りへ。天気がよく暖かで気持ちがいい。
チラホラと桜も咲き始めているようだ。
一度帰宅してから改めてバイクで会場へ向かう。

音助さん、一席めの『真田小僧』は「薩摩へ落ちた」まで。
というより途中で「じゃあおめえも十銭出しねぇ」という定番のセリフがなかった。珍しい。
ちゃんと父親と金坊では講談の内容を話すときの口ぶりが異なるのが芸が細かい。

二席めの『不動坊』は宮治さんに演ってもいいかと聞いたらしい。「演ってもいいけどだったらトリをとって」といったら、それは全力で断られたそうだ。
後で宮治さんが「あれだけできるならトリでもよかったのに」といっていただけあって、キッチリとできていた。ただ、キッチリとしすぎていて、噺としてはやや弱いかな? 吉公や長屋のモテない三人組のはっちゃけぶりが楽しい話なので、もっと勢いがあったほうが好きかな。

宮治さんの一席め、珍しくマクラは短め。飯能が遠いという愚痴と、飯能行きのレッドアロー号で起きたオバちゃん遭遇体験くらい。ただまあ江古田に住んでた頃に飯能はよく行ったが、確かに遠いよなぁ。
『花見の仇討』は先日も聴いた。結局なにひとつまともにできていない仇討の余興の稽古風景が面白い。

二席め、『徳ちゃん』は一時期一之輔師でよく聴いたが、他の人のを高座で聴くのは初めてかもしれない。
一之輔師もそうだが、こういうメチャクチャな登場人物が出てくるスラップスティック的な噺は、かなり宮治さんのキャラクターに合っているように思う。
とにかく花魁が強烈だが、どこか愛嬌があって楽しい。

日が沈んでからもそれほど冷え込まず、バイクでの移動もだいぶ楽になった。
またちょっと遠目の場所にも行こうかな。
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 1

(ゆ)

初めてコメントさせていただきます。

寄席ではよく拝見しておりましたが、この3月下席の鈴本昼席で、
25日に小園歌師匠の出番で、圭花さんの太鼓が巧いことに改めて敬服しました。

私は大変重症の落語中毒ですので、寄席は変わらず通いますが、圭花さんの出られる会もこれからはチェックしておじゃましたいと思います。
by (ゆ) (2015-03-28 16:40) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0