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黒門亭 第一部 2365回 [落語]

黒門亭 第一部 2365回
於:落語協会2F

入船亭ゆう京『堀の内』
春風亭一蔵『たがや』
林家種平『お忘れ物承り所』
柳家我太楼『不動坊』
三遊亭萬窓『刀屋』

今日明日と彼女が青森にいるお姉さんのところに一泊で遊びに行くので留守にしている。
フリーダーム! やりたい放題! なにしようかなあ。
思いつかないのでいつものように落語に。考えてみたら俺は彼女がいたところで行動は自由なのであった。

ゆう京さん、相変わらず言葉運びに無駄がなく、さくさくと進む。特に風呂屋の場面はテンポがよくて面白かった。

一蔵さん、たいがいの人は『たがや』のマクラでは導入として掛け声の話題を振るのだが、元テキ屋の一蔵さんらしく「テキ屋の三大祭」として初詣、お酉様、隅田川の花火をあげ、そこから隅田川の花火の話題へ持っていき、さらに『たがや』へとつなげる。
立ち回りの場面では啖呵を威勢良く切り、立て板に水でグイグイと押して押して押しまくる。
なかなかの迫力だったが最後「殿様の首を真一文字に払って」というあたりで盛大に噛んで何をいっているかわからない状態に。それでもその勢いのままサゲの「たーがやー」まで強引に持っていく。

種平師は黒紋付で登場。「いつも着てねぇんだけど、なんとなく」「こういうのを着るとちゃんとした古典を演らなくちゃいけない気になる」といいながら「あっ、新作やりますよ。いいですか」と確認をとりながら噺へ。
駅へ忘れ物を取りに来るお客と、係員とのやりとりの噺。来る客が皆、どこか緩んだ感じで、トボけた風貌の種平師が演るとおかしい。

我太楼師、吉公のはしゃぎっぷりというか喜びぶりが常軌を逸するほどで鬼気迫っている。
長屋の独身三人組のドタバタっぷりも楽しい。

萬窓師は初めて聴く。すっとした端正な印象。
南無妙法蓮華経のお題目もなく川へ飛び込んだので「仕込み忘れ?」と一瞬思ったが、「お材木で助かった」という一般的なサゲではなくもう一捻りしてハッピーエンドに。
こういう救いがあると聴いていて嫌な気分にならなくていい。

第2部にも行きたかったのだが、1部終演時には既に行列ができていて札止め。通し券にすればよかった……。
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