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西荻窪落語ライブ 第十回宮治展 [落語]

西荻窪落語ライブ 第十回宮治展
於:西荻窪 ギャラリーK

桂宮治『長短』
立川らく兵『洒落小町』
桂宮治『親子酒』

ずっと行こう行こうと思いながら、これまで縁がなかった宮治さんの会へ。
ちょうど落語協会2Fの黒門亭と同じくらいの広さの会場に、お客さんがぎっしり。やっぱり人気あるんだなあ。

いつもはまず宮治さんが二席、ゲストが一席、仲入りを挟んで宮治さんがもう一席という流れで、ネタおろしを二席かけるらしい。
が、ノッていたのかマクラが止まらない。いない人ばかりか、席亭やお客さんにも全方位に毒を吐く。今年の仕事始めのグチに始まり、お嬢さんと近所の風呂へ行く話、後輩の前座さんがいかにバカかをまあ楽しそうに話す話す。
面白いけど、いつ噺に入るんだろうと思っていたら、「今日は二席ともうろ覚えだから噺に入りたくない。マクラで一席でいい? かわりにらく兵兄さんが『文七芝浜元結寿限無』演るから」と結局マクラを45分ほど話し、そのまま二席めとして『長短』に。だいぶ自由だなあ。
スローモーな長さんがなぜか饅頭を手に取るときだけ素早いなどのくすぐりはあったけど、基本的にスタンダードな印象。
仕草を見るだけで長さんのキセルに火が点いてないんだなと伝わってきた。

らく兵さんは高座に上がるやいなや、「ちょいと起きてよ、ウチの文七が吾妻橋でお金ぶつけて逃げて寿限無に……できるかあー!」と宮治さんの無茶振りに応えていた。
『洒落小町』は初めて聴く噺。これはかなり事前の知識というか博識でないと内容もオチもわからない噺だなあ。ネットで調べても実はまだイマイチよくわかっていない。

仲入り後、宮治さんの二席め。
今度はマクラもそこそこに噺に入る。
酔っ払いの仕草というか、細かくしゃっくりしたりえずいたりするのがうまい。
宮治さんは「今日は噺がうろ覚えでグダグダ」といっていたが、そんなにひどい出来とは思わなかったけど。
酔っ払いがクダ巻く噺だからわからなかった?

宮治さんのホームの会という印象で、宮治さんも席亭も常連客も楽しそうだった。
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