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ひぐらし亭 夕席 20年2月23日 [落語]

ひぐらし亭 夕席 20年3月23日
於:日暮里 にっぽり館

おしゃべり 三遊亭萬橘 林家たけ平
林家たけ平『竹の水仙』
三遊亭萬橘『茶の湯』

午前中は父親の二十三回忌で埼玉の北の方へ。昨日行ったのと方向的にはあまり変わらない、というかルート的にはほぼ同じ。
昨日行った温泉と迷ったもう一方の温泉にでも行こうかと思ったが、さすがに2日連チャンで温泉行ってもなあ。
ということで一度家に戻り、かわら版をチェックしてみるとひぐらし亭がちょうどいい時間でやっているのを見つける。
そういや最近行ってないし萬橘師も聴きたいし、と久しぶりに谷中銀座に向かう。
客席に広瀬和生氏がきていた。そういや『21世紀落語史』買ったんだけどさすがに今日は持ってきてないしなあ。まあまだ読んでないんだけど。兼好師のことを書いてあるページだけ読んだ。兼好師にもっとページ数割いてもいいと思うの。

さてまん坊さんも二ツ目に昇進して萬丸さんとなり、にっぽり館の前座は卒業したようだ。他の前座さんからも全員から断られたとのこと。まあ落語協会はともかく、五代目圓楽一門はしゅりけんさん以降前座が入ってないようだからなあ。慢性的な人手不足なのだそうだ。
萬橘師もうひとりくらい弟子とればいいのに。

というわけでまずはおしゃべりから。客からお題をとり簡易版三題噺を萬橘師が作ったり。
お題のキーワードを入れそうで入れないというような変化球できたりといろいろなパターンで楽しませてくれる。

たけ平師、なんか『竹の水仙』も地噺っぽくなっている。やっぱり自分の得意な形に変化していっているんだろう。

萬橘師、今日は会場入りが遅れたらしく、その訳が「ボクシングのタイトルマッチがあったから」とか。開場まで見に行っていたのかと思ったらテレビで見ていたらしい。じゃあ録画でいいじゃん。今日の試合の凄さを興奮気味に話すも、開場の客は誰もボクシングに興味がないらしくほとんど盛り上がらない。「誰も興味ねーのかよ!」といいながらも強引に話を進め、結論として「xxがすごいんだよ!」といってもほぼ反応なし。めげずにそのまま噺へと移っていく。
萬橘師の『茶の湯』は初めて。
小僧の定吉がぺらぺらぺらぺらとよく喋るのだが、喋りながら毒舌も混ぜ込んでくるのがおかしい。ムクの皮を入れるときの説明に「サポニンが含まれていて界面活性作用があるので……」とか「ともし油、つまり灯油で、灯油にはケロシンが含まれているので……」と化学的な説明が入るのが面白い。いつからそんな理系落語に。
今日は時間の都合か三軒長屋のくだりはなし。

……うーん、まああんまりこういうセコいことをいうのは野暮だとは思うが、トークがあるとはいえさすがにふたりで二席で2500円は高いな。観光地値段ってのもあるのかもしれないし、キャパが小さい小屋を運営するのはお金がかかるだろうけど、2500円なら寄席とほとんど変わらないし、二人会ならひとり二席やるお値段じゃないですかね。正直前座と二ツ目ゲストがいても2500円はちょっと高いなと思っていたが、ふたりならやっぱり二席ずつやってほしいなあ。もしくは一席ずつしかやらないってなら前座ありで2000円とかね。
にっぽり館は長く続いて欲しいし、できれば足繁く行きたいのだけれど、正直このコスパだと行きづらいかなあ。
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