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清瀬けやき亭 落語応援会(第86回) そうだじゅげむきこう。 [落語]

清瀬けやき亭 落語応援会(第86回) そうだじゅげむきこう。
於:清瀬 清瀬けやきホール

三遊亭まん坊『松竹梅』
三遊亭萬橘『寄合酒』
三遊亭萬橘『子別れ(下)』

スピード違反で白バイに止められる。
あーーーーーくそーーーーなーんかやな予感してたんだよなあ……。これで次回の更新でも青色免許か。
罰金1万5千円も痛いけど、青色免許だと保険が高くてこれが地味に効く。
でも実はもう少しスピード出てて、「ちょっと飛ばしすぎたな」と緩めた後だったのでまだマシというか。
スピード違反はどうにも自分が悪いので何も言い訳できない。はあ。
途中で昼メシを食おうとやや余裕を持って出たのに、その時間が全部潰れる。あーくそ。

久しぶりの清瀬。ヒートテックやフリースを着込んだ上にダウンジャケット、手袋も2枚重ねのフル装備だったのだが、到着する頃にはすっかり冷えていた。

まん坊さん、『松竹梅』はこないだじゃんけんさんでも聴いたが、ほぼ同じ型。同じ師匠に一緒に習ったのかな。
登場人物の松、竹、梅がいっせいに話すからか、名前の間違いがちょくちょくあったり噛んじゃったり。頑張れ。
竹の「なーにーじゃーになーられた」の変顔は師匠譲り?

萬橘師の一席め、居酒屋や酒の席での話をマクラに。
この『寄合酒』……兼太郎さんに教えたのは萬橘師かな? 細かいくすぐりも兼太郎さんと同じだし、一時期兼好師が「最近ウチの弟子が萬橘の弟子みたいになった」といっていたのでそのときに習っていたのかもしれない。
で、兼太郎さんには申し訳ないんだけど、やっぱり萬橘師の方が面白いんだよなあ。同じようなことを同じような言い方で話しているのにこの差はなんなんだろう。ホント落語って不思議な芸能だと思う。
だいたい与太郎の味噌で終わることが多いのだが、今日は犬に鯛を食わせるところまでたっぷりと。

二席め、満席だったこの会だが、その場合仲入りで誰かが帰るとすぐにわかるという。それは子どもだったようで、「せっかく子どもにもわかりやすいようにちょっとウンコっぽいネタもやったのに」と無念がる。
そんなところから子どもの登場する噺に。
萬橘師の『子別れ』は結構ライト。
亀吉が斎藤さんの坊ちゃんと揉めて怪我する場面もないし、小遣いを見咎められて「玄翁でぶつ」と脅される場面もなし。だからオチも「子は鎹」と全く関係ないものになっている。確かにわかりにくいオチではあるが、新しいオチもちょっと弱いかも……。萬橘師らしい、ヒネりの効いたオチが欲しいなあ。
でもハートフルな家族譚のようになっていて、安易な人情噺になってないのはよかった。

帰りはすっかり陽も落ちてしまい、余計寒くなる。やっぱり冬は30分くらいが限界か。
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第七十回 一蔵ひとりの会 [落語]

第七十回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『蛙茶番』『ふぐ鍋』『子別れ(中・下)』

昨日一昨日はグループ会社の新年会のために高松へ。
他の社員と一緒に羽田空港まで行き、出発まで時間があったのでひとり展望台に写真を撮りに行く。
私は国内線に乗るのが初めてだったのだが、出発の15分前に保安部を通ればいいと聞いていたので20分くらい前に保安部へ行ったのだが、「高松行便締め切ります。高松便のお客様いらっしゃいませんか?」とアナウンスがあったため手を挙げたところ、「ちょっと確認します」と言われてチケットを持っていかれ、しばらくそのまま待たされた上「もう入れません」と非情の通告。えええええ。いやちょっとそれ困るんですけどなんとかならないですかと粘っても「もうムリです。キャンセルもきかないチケットなので……」と気の毒そうにいわれて大パニック。結局は何がどうなったのかよくわからないのだが、後の便が空いていたために振り替えてくれた。ありがとうJAL。でも俺15分以上前に行ったと思ったんだけどなあ。後で他の社員から総ツッコミを受ける。新人の女の子にまで「なにしてるんですか」と笑われる。これしばらく言われるんだろうなあ。
2日めの昨日は一日フリーだったので、ひとりで高松の仏生山温泉に行ったりセルフのうどん食ったり金毘羅様にお参りに行ったり。そこそこ香川を満喫する。

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Nikon Df 琴電

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Nikon Df セルフうどん かけ小+ちくわ天+じゃこ天

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Nikon Df こんぴらさん こんなに石段を登るとは

……が、温泉に行った際に兼好師の手ぬぐいを使ったのだが、ビニール袋などを持っていなかったため手で持っていたりポケットに入れたりしていた。金毘羅様で汗を拭ったのは覚えているのだが、気がついたらなくなっていた。どっかで落としたのかなあ。とことんこの高松行きはツイてない。まあ金毘羅様に奉納したと思おう。

さてさて、今日もものすごくいい天気でどこかに出かけたかったのだが、さすがに疲れていたのか昼過ぎまで寝てしまう。そういや今日の落語の予定調べてなかった……とかわら版を見てみると、いくつか行きたい会があったがすでに時遅し。またかよ……と思いつつも一蔵ひとりの会だけは18時からだったのでさすがに間に合う。とはいえ予約はさすがにムリだろうと当日で行くことにする。らくごカフェの受付で「あれ……? 予約はしてないですよね……?」と怪訝な顔をされた。一瞬予約の連絡を受けたのに忘れたのかと思ったそうだ。大丈夫です。

一席め、……んん、声がすごいガラガラというかハスキーボイスになっている。医者に診てもらってもどこも悪くなかったそうで、「3か月喋らなければ治ります」といわれたとか。「殺す気か!」。
まああれだけずっと声張った高座やってたらね。こないだ兼好師と話していたときに師が「一之輔くんのすごいところは喉が強いところ。あんな最初から最後まで声を張った高座を年間千席近くやって大丈夫なんだから」といっていた。確かにそうだよなあ。一蔵さんも頑張れ(他人事だから簡単に言う)。
マクラは元日の一之輔師のラジオでレポーターを務めた話。
そこから「正月っぽい噺」と言って『蛙茶番』に入る。……これ正月らしい噺? どっちかっていうと夏っぽい噺だと思ってたんだけど。まあなんというか登場人物みんながおめでたい感じはしないでもないけど。でもこの噺は好きだし勢いがあって面白いのは確か。

二席めは旅の仕事の話をマクラに。大分に二ツ目9人で行ったそうで、一蔵さんは志ん吉さんと朝之助さんと組んで回ったそうだが、迎えの車で志ん吉さんが酔ってしまったとか。運転があまり上手じゃなかったのに山道を走ったのが原因だったようで、元運転のプロだった一蔵さんに「運転変わって」と頼んだそうだが、「そんな事言われたらこっちは荒く運転したくなるじゃないですか! しかもサイドブレーキがある車だったんで、久しぶりにサイドブレーキ使ってハンドルでカウンター切りましたよ!」ってそれドリフトしてんじゃないの……。志ん吉さんは戻してたらしい。一蔵さん、いつも一之輔師のことをサドだなんだと言ってるけどあなたも大概だよ……。
で旅の土産物を持った一八が旦那のところを訪ねてきた場面から始まる『ふぐ鍋』につながる。
これはいかにも冬の噺。一八のヨイショぶりはいつも通り。……でもなんかちょっと印象薄かったかな。

三席め、仲入りが終わった時点で7時40分くらい。「長い噺はやりません」といいながらも『子別れ』の冒頭の場面から。さすがに『強飯の遊び』の場面はカットでいわゆる中と下の部分。それでもやっぱり収まりきらないと思ったのか、やや駆け足だった印象。
なんか妙に「吉原から引っ張り込んだ女」がエロい。
一蔵さんは番頭さんが万事仕込んでいる形。まあこれはこれで悪くないんだが、どっちかというと偶然亀吉と会う方が好きかな。

終演後にお土産を渡すために彼女と落ち合い近くの回転寿司に。赤酢を使ったシャリが特徴で、安くて美味しいんだけどちょっとしょっぱめ。バイクだからビール飲めないのも悔しい。まあ昨日一昨日とずっと飲んでたからいいか。
タグ:春風亭一蔵
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第二十九回 三遊亭兼好 横浜ひとり会 [落語]

第二十九回 三遊亭兼好 横浜ひとり会
於:桜木町 横浜にぎわい座

三遊亭兼好『大安売り』
三遊亭しゅりけん『つる』
三遊亭兼好『替り目』
3ガガヘッズ パフォーマンス
三遊亭兼好『品川心中』

今日は早めに余裕を持って家を出ようと思いながらそこそこの時間になってしまい、それにもかかわらずこないだも頼んだものが出てくるまで時間がかかった居酒屋に昼飯を食いに行ってしまう。で、案の定出てこなくて乗りたかった電車を逃してしまう。調べてみると最寄りの桜木町駅に着くのは開演2分前。
あーじゃあじゃんけんさんかしゅりけんさんの最初の部分を聞き逃しちゃうなあ、まあいいか……と思っていたのだが、ふと思い出して去年の記録を見てみるとこの会は前座の前に兼好師が一席やるんだった。
駅に着いてから大急ぎで会場に。会場に入ると兼好師の第一声が始まったところだった。あぶねえ。ていうか今回は完全に俺が悪い。

兼好師の一席め、「昨年はスポーツ界が大変でしたね。踏んだり蹴ったり後ろからタックルされたり」と相変わらずうまいことをいう。その中でも相撲に触れ、「すごいですね、どれだけ不祥事があっても必ず盛り返すんですから。やっぱり人気があるんですね」と噺へ入っていく。
「今日こそは」で上を見上げ、「親方や」で右手を上に上げ、「ご贔屓衆に」で左手を上に上げる。それを毎回やるのもおかしいのだが、途中から贔屓に「それやめろ! イライラするから」と止められてしまう。それでも「これをやらないと話しづらい」と小さくちゃちゃっとやりきるのが面白い。
五日めまではいつも通りだったが、今日は開口一番用なのか六日めから九日めは決まり手だけで「ワシの負け」。十日めの負け方はいつもならば九日めの行事を突き出しての反則負けだった。やっぱりこの負け方が一番面白いよね。

そんな温まりすぎた空気の中にしゅりけんさん登場。いつもながら前座殺しの厳しい状況だと思うけどまあ修行だあね。

二席め、酔っぱらいの姿が秀逸。
俥屋が帰ったあとのおかみさんの豹変ぶりがおかしい。
今日はおでんを買いに行かせた後のうどん屋の場面までたっぷりと。
うどん屋に酌をさせようとして、おかみさんにさせていたように「ケツを振るんだよ……おめえのケツじゃねえよ徳利のケツだよ」とさせておきながら「やっぱり気持ち悪いからしなくていいや」と斬り捨てるのがまた面白い。

3ガガヘッズ、初めて見るけどもワハハ本舗のパフォーマンス集団のようだ。
ワハハかあ……そーかそーか。
全身タイツを使って様々なところを引っ張ってゴジラやウルトラマン、E.T.やマリリン・モンローなどを表現する。このネタは面白かったけど、その前後のネタは私にはいまいちハマらなかった。全部全身タイツ芸でもよかったような。

三席め、いわゆる下の部分まで通しで。
『替り目』といい普段はあまりやらないところまでやってくれる。
下の部分は本来暗くてあまりそんなに面白くはないんだけど、やっぱり兼好師の場合はそういうドロドロとした暗い部分は一切なく、お染の強さと金蔵のヘタレっぷりが強調されて笑える仕上がりになっている。上手いねえ。

終演後は兼好ファンのおじさんたちと近所の一ノ蔵で飲む。
普段ほとんど焼酎を飲まないのだが飲んでみたら結構スイスイと飲めた。結局2人で四合瓶を開けてしまう。でも多分俺は一合くらいしか飲んでない。
さらにその後に横浜の豚肉料理の店に行って紹興酒も飲む。久しぶりに泥酔って感じに酔っ払う。
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第9回チャリティ公演 いきいき笑転会 [落語]

第9回チャリティ公演 いきいき笑転会
於:日比谷 日比谷図書文化館

三遊亭しゅりけん『新聞記事』
三遊亭兼好『真田小僧』
三遊亭兼好『宿屋の富』


年に一度のチャリティイベント。兼好師も言っていたが、やっぱり周りの顔ぶれが普段の落語会と異なる。
落語の前にチャリティの説明会が入る。ネパールやインド、タイなどでの学校支援など。しかしいつも思うんだけど、こういうボランティア先ってどういう経緯で決めるんだろう。

しゅりけんさん、「お客様から江戸落語と上方落語の違いを聞かれましたので説明します」と説明を始める。いろいろ話したけど、説明があっちいったりこっちいったりして結局いちばんの違いは何だ! ってのがうまく伝わらない。まずは結論からいってそれから説明に入らなきゃ。俺はテクニカルライターだからこういう説明については厳し目のダメ出しするよ。ソースはWikipediaってのもイカン。「情報は確かです」って確かじゃねえよ。
結局上方は後払いで江戸は先払いってのも違いのひとつだとか。
で元は上方の噺を江戸に移植したという『新聞記事』を。まあまあまあまあ、噺の出来はこれから磨いていくってことで。

兼好師の一席め、一瞬ちらっと座布団の縫い目を確認したような……。
しゅりけんさんについて「背も高くて顔もシュッとしてて大学もいいところ出てるのにポンコツ」と評する。
そこから子どもについての話へとつながる。あまり実際には自分たちよりも優秀な子どもというのはそうそう生まれない、とのこと。だいたい自分と奥さんを見てみれば、生まれてくるのはそれだな、というのはわかるはずだ、と。ただ、子どもがある分野で優秀な成績を修めたのであれば、もしかしたら親もそれを出す場がなかっただけで実は才能があったのかもしれない、というのはなかなか説得力がある。そんなところから『真田小僧』に。
金坊に「おとっつぁん寄席って行ったことある? 寄席ってお金を先に払うの? 後に払うの?」と聞かれ、「まあ俺はいつも上方だから後払い」というのがおかしい。弟子が高座で話したことまでネタにするんだから貪欲というか。

二席め、世の中でいちばん勝てないギャンブルが宝くじなのだそうだ。当たる確率が0.000005%だそうで、家が火事になる確率の100倍だそうだ。「家そうそう火事にならないでしょ?」そりゃ確かに。もっと具体的に言うと、「年間100枚宝くじを買って当たるのに20万年かかる」そうだ。そりゃムリだ。
そこから富くじの噺に。正月だし「富くじに当たれば身を立てられる」と話していたので『御慶』とかこないかなーと思っていたが、さすがにそれはないか。落語マニアでもなければサゲとかわからないもんなあ。
今日はやはり普段落語を聴かない人たちが主な客層だからか、「富くじにあたったからって履物を履いたままで座敷に入ってくるやつがいるもんか、だから貧乏人は嫌なんだ」と何度も繰り返してサゲがわかりやすいように誘導していたように思う。こういうところが丁寧だなあと思う。

いよいよ今日で正月休みも終わり。腹の具合も治りきってないのに明日っからまた仕事かあー……。行きたくねえなあー。
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赤坂倶楽部 初席 [落語]

赤坂倶楽部 初席
於:赤坂會館 6階稽古場

昼の部
春風一刀『一目上がり』
古今亭始『いもりの黒焼き』
入船亭遊京『弥次郎』
春風亭一花『花色木綿』
柳亭市弥『真田小僧』
柳亭市弥 金原亭馬久 寄席の踊り 深川 五万石 かっぽれ
入船亭小辰『紋三郎稲荷』
入船亭遊京『中国漫遊記』
金原亭馬久『厄払い』
春風亭一蔵 春風亭一花 茶番
古今亭始『四段目』

夜の部
柳亭市坊『子ほめ』
春風亭一花『黄金の大黒』
入船亭小辰『悋気の独楽』
柳亭市弥『替り目』
春風亭一蔵『笑い茸』
春風一刀 振返り漫談
春風亭一蔵 春風亭一花 金原亭馬久 茶番
入船亭小辰『明烏』

体調がイマイチ戻らないけど昼夜の通し券買ったし。
バイクを停めるところが見つからなそうと踏んで電車で行く。
途中何度も行っている居酒屋のランチを摂ってからと思い立ち寄ったら、今日は混んでるわけでもないのにいつまで経っても出てこない。いつもは5分で出てくるところを20分かかって出てきた定食を3分でかきこんでダッシュで向かうも前座さんは終わって一刀さんの途中から。
もうさあこういうのホント嫌。イラッとするわー。腹痛いんだからゆっくり食べたかったのに。刺身定食でまだよかった。アツアツの揚げ物だったら食えもしなかった。そらもっと余裕持って行ければいいんだろうけど、そういうことじゃなくてさあ。

始さん、昼の部は二席。
どちらもややクサめではあるけれど、噺には合っていて楽しい。ちょっと「色恋根問」の部分はくどかったかな……。
特に『四段目』な芝居の真似事の部分はそのクサさがちょうどいい感じ。見得を切った顔はホントに役者っぽい。

遊京さん、持ち時間がなかったのかマクラを振って噺に入ったら北海道の小便の仕方が終わったところで「この後に猪退治の部分があるんですが今年は亥年なのでカットで」といって下りてしまう。
客席も驚いたが次の一花さんも驚いたようで、バタバタという気配がしてやや間をおいて出てきた。

一花さん、女性噺家の黒紋付姿というのは珍しい。けどなんかいい。
二ツ目になってメイクも自由になったのか、なんか前よりかわいくなった気がする。
二席めの『黄金の大黒』、これ兼好師の形のような気がするだけどどうだろう。「うけたっかーうけたっかー」と「(大家に『長生きするよ』といわれて)青竹踏んでますから」というやり取りがそれっぽい。

市弥さん、約一年ぶりだけど、こんな感じだったっけ?
なんか前はもじょもじょハッキリしない印象だったんだけど、今日はだいぶなんというかはっちゃけてるというか口調も巻き舌べらんめえになってる。この一年で変わったのかなあ。
勢いがあって威勢もよくていいと思うんだけど、なんかそのぶん粗くなったような気もしないでもない。『替り目』の酔っ払いはそれでもいいかもしれないけれど。
馬久さんとの寄席の踊りは市弥さんが『深川』で馬久さんが『五万石』、ふたりでかっぽれを踊る。かっぽれは写真OKとのことなのでお言葉に甘えて撮影をば。
素人目では馬久さんが上手に見える。
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Nikon Df かっぽれを踊る馬久さんと市弥さん

小辰さん、今日はこの会だけで三席でしかも夜はトリもとるという大車輪。
『紋三郎稲荷』は後で一蔵さんに「あんな面白くない……」みたいに腐され「滑ったみたいに言うな!」と乱入する。今日は同じ二ツ目で香盤も近めだったり一門だったりという気安さからか、他の人をネタにするとすぐにその人が高座に乱入してきた。
そうはいいながら『紋三郎稲荷』も『悋気の独楽』もクオリティは高い。
昼の部では「正月だからか楽屋に酒が多い。一蔵兄さんなんか二日酔いどころじゃなくて今酔ってる。私は飲んでません」と言っていたので、夜の部の前に酒を買って差し入れする。他にも同じことを思っていた人が多かったらしく、夜の部の一席めで「みんな酒持ってきすぎ」といわれてしまう。
トリネタの『明烏』はキッチリといかにも本寸法に仕上げ、素晴らしい出来。若旦那の駄々っ子ぶりが楽しい。

馬久さん、踊りがキビキビしていて上手。
落語もハキハキしていて聴きやすくて好感が持てる。

一蔵さんは一花さんとの茶番と落語は一席のみ。
昼の部は茶番といいながら用意したネタをやらずに一花さんとのアドリブ漫才のような。一花さんの困惑ぶりがおかしい。
落語はマクラで今年の正月の仕事での愚痴やら暴露話やら。多分これでしばらく質量ともにマクラに困らないんじゃなかろうか。
「今日はマクラだけで終わる」といいながらもちゃんと落語もやるのはさすが。

最後に出演者が全員出てきてご挨拶と三本締め。
ここも写真OKだというので撮る。一眼持ってきといてよかった。
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Nikon Df メインの新版三人集
正月にこのように二ツ目が集まって寄席形式で興行するのは初めてだそうだが、来年も開催することが決まったそうだ。

終演後は一度家に帰ってきてからレイトショーで『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行く。これ前から観たかったんだけどようやく行けた。
クオリティすげえなってーかフレディ役の人もすごいけど他のメンバーもよく似てるなー。

今日は落語と映画のエンターテインメントの一日。
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両国寄席 平成三十一年初席 一月四日 [落語]

両国寄席 平成三十一年初席 一月四日
於:お江戸両国亭

三遊亭じゃんけん『子ほめ』
三遊亭栄豊満『平林』
三遊亭兼太郎『寄合酒』
入船亭扇治『引っ越しの夢』
三遊亭楽松『松山鏡』
三遊亭好の助『明烏』
三遊亭兼好『初天神』
ダミー 奇術
三遊亭栄楽『甲府い』

昨日っからなんか調子が悪い。
腹が痛いし食欲が湧かない。そして顔が痛い。なんだこれ。
にぎわい座から両国寄席に行こうと思っていたのだがおとなしく家に帰って酒も飲まずに夕方から寝てしまう。
その甲斐あってか体調はほぼ戻ったものの腹具合だけは戻らない。うーむ。正月食い過ぎたのが祟ったか。
今日もおとなしくしようとしていたのだけれど、彼女と前々から「この日は肉を食いに行こう」と約束していたためしゃぶしゃぶ食べ放題とか行ってしまう。
お陰で今も腹が痛い。自業自得だけれども。

今日は兼太郎さんも出るということで最初から。両国寄席を始めから行くのは久しぶり。とはいえじゃんけんさんの途中からだけれども。

じゃんけんさん、寄席で聴くのは初めてかもしれん。
兼好師の会の前座として出るときとはちょっと違う感じ。なんというか前座らしいというか。

兼太郎さん、……ううん。……ううん。なんだろう。悪くはないんだけど。今日はなんか場の空気と合わなかったのか。ちょっと一本調子な感じになったかな。

好の助師、寄席仕様で短めに。「町内の札付き」とかいろいろ面白いところがカットされていて惜しい。
若旦那を見た「お巫女頭」が舌舐めずりをするのがおかしい。
また吉原だと気づいた若旦那のパニックぶりも突き抜けていてこれまた面白い。

兼好師、まあもう何も申し上げることはございません。安定した高座。
金坊の表情が本当に豊か。

ダミー先生、親しみやすいというか親近感のある髪型。

腹痛いなあ。何を食べてものんこのしゃーってこのことかしら。

あ、兼好師と兼太郎さん師弟から手拭い貰った。自慢しなきゃ。
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横浜にぎわい座 正月興行 新春特選演芸会3 [落語]

横浜にぎわい座 正月興行 新春特選演芸会3
於:桜木町 横浜にぎわい座

三遊亭楽大『ピカソ』
三遊亭萬橘『からぬけ』
三遊亭王楽『ん廻し』
母心 漫才
三遊亭兼好『強情灸』
三遊亭好楽『鶴の由来』
三遊亭全楽『初天神』
三遊亭道楽『大安売り』
マギー司郎 マジック
三遊亭鳳楽『尻餅』

初落語。今年もよろしくお願いします。
今年も電車が遅れてちょっと始まってから到着する。毎年なぜかこの会の開始時間に間に合ったことがない。
お目当てのひとり萬橘師は二番手。浅い出番の人は持ち時間5分とか普通にあるから駅から急ぐ。

萬橘師、普通に挨拶してから取ってつけたように」明けましておめでとうございます」と加える。「いちいち言うのは嫌なんですよ」と言っていたが、単に忘れただけなのか。後から出てくる師匠方ほほ全員からいじられる。今年もいじられキャラは健在のようだ。

兼好師の『強情灸』は初めてかも。
峰の灸の従業員がなぜかなよなよっと首を細かく左右に揺らしているのがたまらない。
多分今年も一番聴きに行くと思うのでよろしくお願いします。
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