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新宿末廣亭 令和五年二月下席 2月21日 [落語]

新宿末廣亭 令和五年二月下席 2月21日
於:新宿末廣亭

柳亭小燕枝『紙入れ』
ホームランたにし 漫談
蝶花楼桃花『ん廻し』
橘家文蔵『千早振る』
翁家勝丸 太神楽
春風亭一蔵『笠碁』

記念すべき一蔵師の初トリ初日。
23日と25日は別の会や用事があるので、今日を逃すと26日だけになってしまう。
今日くらいは定時で上がっても大丈夫そうだったので仲入り後に割引で入る。小燕枝師の高座が始まっていた。

桃花師、『寄合酒』に『浮世床』の隠し芸パートを組み合わせたような珍しい形。これは初めて聴いた。
こないだテレビのニュースで一朝師から『尻餅』を習ってるところが映っていたが、その流れなのか敢えてセクハラっぽいネタをぶっこむ。案の定微妙な雰囲気に。
なまじ見た目がフェミニンなだけに迷いがあるのだろうか?

文蔵師は恒例なのかサゲをトリにぶん投げる千早を。
結構相撲のブラックなネタをガンガン突っ込んでくる。「どうせここには関係者いねえだろ!」。

一蔵師、末廣亭は初高座を勤めた思い出の寄席だという。
「その末廣亭で初トリを取れるのは嬉しい。それにしても今日は高座がない交互の扇橋さんも楽屋にきてる。今日はうちの師匠も残ってくれてるし、仲入り後で帰ったのは桃花だけ! ……打ち上げへの圧がすごいんですよ。それにしてもやっぱり真打になるといろいろ変わりますね。楽屋で座る位置も違えば前座さんが淹れてくれたお茶の味も違うし、着付けもしてくれる。慣れてないのを悟られないように鷹揚に構えたり、小言めいたことを言ってみたり。これを小燕枝さんと扇橋さんと『真打ごっこ』と呼んでる。今日からは『トリごっこ』が始まるんですよ!」といろいろトリの師匠が前座さんや下座の師匠へやらなければならないしきたりがあるそうで。知らなかったなあ。
「今日は長くはやりません。なぜなら蒲郡のボートレースをガチで買ってるから!」と初トリだろうが相変わらず。
「博打や碁将棋に凝ると親の死に目に会えない」とやや強引に話をまとめて『笠碁』に。
一蔵師は一時の押し一辺倒の強引な落語から、軟投派っぽいあまり声を張らない噺を掛けるようになった。この噺もその方向なのだが、そのせいかふたりのお爺ちゃんが似た感じになってしまい、今どっちが話しているのかちょっと分かりづらいかな。もう少し性格に差があってもいいように思った。まあ結局最後の方の場面では声を張るんだけど。

久しぶりに夜の新宿に電車で来たので一杯飲んでいこうかとも思ったが、寒いし割りとどこも混んでいるのでさっさと帰る。
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