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お江戸日本橋亭新春特別興行 新春演芸会 一月三日 [落語]

お江戸日本橋亭新春特別興行 新春演芸会 一月三日
於:お江戸日本橋亭

桂壱福『雑俳』
桂優々『ん廻し』
春風亭昇也『時そば』
三遊亭兼好『初天神』
坂本頼光 活動写真『血煙高田の馬場』
三遊亭好楽『つる』
宝井琴鶴『曲垣平九郎 出世の石段』
三遊亭遊雀『悋気の独楽』

9時15分開演て。
昇也師も言ってたけどさすがにこちらも落語を聴くコンディションになってないよ……。

優々さんは雀々師のお弟子さんだそうで。
かしめさんの昼夜公演の落語会で、昼席の客数がゼロだったそうで。その配信を見ながらコメントしたら急遽群馬にゲストとして呼ばれた話が面白い。
もちろん上方なので言葉は違うのだが、ん廻しの内容は東京とほとんど変わらないんだね。

昇也師、「今日はすごい顔付じゃないですか!? これ朝に聴くメンツじゃないですよ。18時開演の番組ですよ」。ホントに。
たっぷりとマクラを振りつつ、「あっ、もうこんな時間……やろうと思っていたネタ変えます……いや、やっぱりやります!」と『時そば』に。確かにちゃんとやろうとすると仕込みの場面で結構時間を食うからなあ。かなり早送りの巻き巻きで詰め込む。

兼好師、「小児は白き糸のごとし」という定番の娘さんのマクラから『初天神』に。
兼好師も時間が足りなかったからか、赤い飴が嫌だとゴネるやり取りがない。ここをカットするのは珍しい。

坂本頼光先生、手持ちのフィルム映画を自分でデジタル化し、音楽まで同期させているのだとか。
「少し後輩の友人に萬橘という男がいるのですが、この男に『アニさんは令和に合わないね!』と言われている」そうで。たまに見ると新鮮で面白いけどね。

好楽師、どことなく気だるげな雰囲気。しのばず亭などでお疲れなのか正月の飲み疲れなのか。
変にドラマチックというか盛り上げるような感じにはせず、どちらかというと「淡々と」という感じで進んでいく。
そういや年末の兼好一門会の打ち上げでけろよんさんが「大師匠が『つる』を教えてくれると言ってくれた」と話していたので、いずれこれを受け継ぐのだろう。

遊雀師もやはり時間が足りないのか、枝葉末節をちょいちょいカットして噺としては淡白というかシンプルな感じに。改めて思ったけど落語ってやっぱりそういう枝葉末節の部分が面白いんだなあ。やっぱり単にストーリーだけ追っててもアレですな。
お妾さんが辻占の独楽を教えるときに、「この色の剥げたのが奥様の独楽」と本妻への悪意がじわっとにじみ出ているところが楽しい。あんまりここで出す人いないように思う。

この後に瞳ナナ先生と雀々師もいたのだが、終演まで聴いていると次の会に間に合わなさそうなので後ろ髪引かれる思いで退出。
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