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赤坂倶楽部 萬橘を聴く会 [落語]

赤坂倶楽部 萬橘を聴く会
於:赤坂會館 6階稽古場

三遊亭楽太『寄合酒』
三遊亭好二郎『元犬』
三遊亭萬橘『もぐら泥』
三遊亭萬橘『火焔太鼓』

家の給湯器の風呂場のリモコンが壊れる。ランプがつきっぱなしになるだけで実害はないのだが、加入している見守りプランの保証内で直せるとのことなので修理してもらう。
ガス工事の人が来ると猫たちは一斉に逃げてミルクとココアはコタツに籠りっぱなし。シュガーだけはしばらくするとやってきてスリスリと愛想を振り撒く。シュガー……。

会場の周りはバイクの駐輪場がバカ高く、路駐もできそうなところがないので地下鉄で。赤坂ってなんであんなに警官が多いんだ。

楽太さん、昨日圓楽師のお別れの会だったそうで。「今日は形見のパンツを履いてきました」そうな。

好二郎さんは飛び入りだそうで、プログラムにも名前はない。
「萬橘師匠のところに勉強にきたんですが、『着物持ってるなら高座に上がっていけ』と言われまして……。最近普段着も着物にするようにしたんです。なので着物は常にあるので……」。兼好師や萬橘師と同じだが、決して真似してるわけではないという。……いやいや……さすがにそれはムリがあるというか……。というか単に「師匠に少しでも近づけるようにそういうところから真似してます!」と言った方が好感度高いような。それは兼好ファンだからそう思うだけか。
「仲間から『着物』って呼ばれるんですよ。おかしくないですか!? あいつらだって着物着てるんですよ!? あと一番腹たったのが『ジェネリック兼好?』って言われたこと。それに今日萬橘師匠にお会いしたら『気持ち悪っ!』って言われた。気持ち悪いってなんだよ!」萬橘師も誰かに似たようなこと言われたんじゃなかったっけ。
ほんでもってネタは兼好師直伝の『元犬』。
手を叩いて呼ばれたときに上総屋やご隠居の顔を舐めるのが面白い。ツッコミを入れるときにもう一拍置くともっと面白いのになあと素人ながら思うところがいくつか。

萬橘師の一席め、パン屋の店員にぞんざいに扱われた話を。萬橘師はこういう感じで初対面の人に軽んじられるエピソード多いな。
携帯ショップにも不満があるようで、「携帯ショップだと店員のこと『クルー』っていうんだよね。『クルー』ってディズニーランドだけじゃないの? で、マニュアルなんでしょうけどなにをいってもまずは『おっしゃる通りでございます』っていうんですよ。こっちが『〇〇ってなんですか』って聞いても『おっしゃる通りでございます』って……」と憤懣やるかたない様子。
「なにをやるにしても一流になるのは難しい」と『もぐら泥』に。
泥棒に入られた家のおかみさんが亭主に内緒で買ったのが「金運の壺」というのが今どきらしくておかしい。泥棒から盗みを働くのは酔っ払いじゃなくて「アニキにお布施を渡さなきゃいけない」というのも合わせて時代らしい。

二席め、「後輩から稽古を頼まれたんですけど、ソイツの師匠、私からしたらだいぶ上の先輩なんですけど、その師匠から『権助を演じるときは萬橘をモデルにしろ』って言われたそうですよ。……その師匠、私をしくじってますよ。どういうことですか」。権助というよりも『木乃伊取り』の清蔵の方が近そうな……。
男がぼんやりで女がしっかりというパターンがいい、と『火焔太鼓』に。
道具屋のおかみさんのポンポンとテンポのいい小言が小気味いい。その小言に蹴り出されるようにして家を出ていく亭主の様子が見えるよう。
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