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真打昇進襲名披露興行 令和四年十月二十二日 [落語]

真打昇進襲名披露興行 令和四年十月二十二日
於:池袋演芸場

春風亭貫いち『狸札』
春風亭一花『のめる』
ホンキートンク 漫才
入船亭小辰 改メ 入船亭扇橋『金明竹』
春風亭柳朝『一目上がり』
林家彦いち『遥かなるたぬきうどん』
ストレート松浦 ジャグリング
春風亭一朝『鮑のし』
柳亭市馬『藪医者』
真打昇進襲名披露口上
ダーク広和 奇術
柳亭市弥 改メ 柳亭小燕枝『あくび指南』
三遊亭圓歌『やかん』
柳家権太楼『つる』
立花家橘之助 浮世節
春風亭一蔵『竹の水仙』

いよいよ池袋までやってきた。
なんだかんだで都内定席のうち池袋がいちばん馴染みがあるような気がする。
狭さや席の取りづらさはよくわかっているので開演1時間前に並ぶ。その甲斐あって良席が取れた。
予想通り立ち見が出るほどの満席。
そんな中、良席を3席もキープしている人たちがいた。空いてるならともかく、それはマナー違反だろう。遅くしか来られないのであれば、先に来ている人に席を渡すのが当然。結局その席にきたのは1時間も経った後。こういう人にはなりたくないものだ。
立ち見の客でもはあ? ってのがいて、仲入り時に始さんがTシャツを売りに客席にきたときに「立ち見だから買わない。私後期高齢者なのに立ってるのよ」とか言ってる。座りたきゃ早く来い。公共機関でもないのに図々しいこと言ってんなよ。ただ始さんも「あー席は早い者勝ちですんで」と相手にしてなかったのがよかった。
なんというかさすが池袋だなあ。

一花さん、以前聴いたときはどことなくわざとらしかったが、だいぶこなれてきた印象。

ホンキートンクもボケが利さんのときのネタを使わず、新しくなっていた。
弾さんのツッコミが派手に叩くのを多用していて、なんでこのご時世にわざわざそっち行くのかなあと。

扇橋師、そろそろトリ以外で掛ける噺に重複が出るようになってきた。そら50日分のネタを用意するのは無理だろうからなあ。50日1日も休まず、1日一席ずつというのもこれまでにない経験だろう。
松公が上方弁の男に何を言われても「まつこう!」としか答えず、男も松公が何か言おうとすると「松公やな。覚えたよ」と困惑しているのがおかしい。

彦いち師、自身がヒマラヤに行ったときの周りの反応をマクラに。『遥かなるたぬきうどん』、寄席で最後まで聞いたことないんだよな。

一朝師、やはり師の啖呵は聴いていて心地よい。

市馬師の噺は初めて聴いたかも。
今いろいろ大変だろうが頑張ってほしいところ。

口上、彦いち師が司会で上座から市馬師、一朝師、一蔵師。
高座は末廣亭より広そうだが、並ぶ人数は少ない。そのためひとりひとりの口上が長く取られていた。

小燕枝師、市馬師から着物を貰った話をマクラに。この話をすると市馬師が乱入するのがお約束になったようだ。「今日はもう帰ったはずなのに!」。

披露目の期間はだいたいネタが固定されているが、権太楼師の『つる』を聴けたのは嬉しい。

一蔵師、これまでさんざんネタにしていた入門志願のマクラだが、やはり現地で聞くとちょっと違う。気がする。
昨日は扇橋師が『ねずみ』を掛けたそうで、2日連続の甚五郎ネタ。「明日は小燕枝さんですけど、1日で『三井の大黒』覚えてくるかもしれませんよ!」。んなバカな。
口は悪いが気のいい主人と血の気の多い綿貫権十郎とのやりとりがおかしい。一蔵師、この「血の気が多い侍」が似合うな。
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