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真打昇進襲名披露興行 令和四年十月十五日 [落語]

真打昇進襲名披露興行 令和四年十月十五日
於:浅草演芸ホール

入船亭辰ぢろ『道具屋』
柳亭花ごめ『魚根問』
柳家権之助『真田小僧』
ジキジキ 漫才
春風亭一蔵『狸札』
柳亭左龍『馬のす』
林家楽一 紙切り 土俵入り 運動会 エリザベス女王
入船亭扇里『雪隠や』
三遊亭歌る多『片棒』
マギー隆司 奇術
五明楼玉の輔『マキシム・ド・呑兵衛』
鈴々舎馬風 漫談
すず風にゃん子金魚 漫才
柳亭市馬『山号寺号』
真打昇進襲名披露口上
柳亭市弥 改メ 柳亭小燕枝『高砂や』
ロケット団 漫才
入船亭扇辰『道灌』
柳家小里ん『手紙無筆』
ぺぺ桜井 ギター漫談
入船亭小辰 改メ 入船亭扇橋『転宅』

猫に本意気で指を噛まれた。
羽つきのおもちゃに興奮しているところで羽を飲み込んでしまいそうなので取り上げようとしてガブリと。うちの子たちは大変賢いので、噛まれたり引っかかれたりということをほとんどされたことがない。一度あったのは病院で注射されるときに嫌がって噛まれたくらいか。
今回は結構長い時間噛み締められて放してくれなかったので前回よりもダメージがでかい。右手の人差し指先端の感覚がちょっと麻痺していて、なんだか絆創膏を貼っているような異物感がある。まあ病院行って抗生物質ももらったので大丈夫だとは思うけど……。
なんかねえ、愛猫に手を噛まれて1週間後に亡くなった人がニュースになってたらしく、会社の人達から散々脅された。噛まれて2日経ったがまだしびれが取れない。

さて会場を浅草に変えていよいよ披露目の興行も折り返し。
浅草演芸ホールに確認したら整理券は出ないとのこと。落語協会は芸協と違ってチケットを日付で販売しているから、整理券がなくても入れないということはないのかもしれない。10時半ごろに行ってみると行列は20人ちょっとくらいか。
開場すると最初はさほど混んでいないようだったが、なんだかんだで2階席も開くほどの大盛況。上野や新宿に比べ、「初めて落語を聴きにきた」というような人が明らかに多い。さすが浅草。初心者にも敷居が低いというのはとてもいいことだと思います。

一蔵師、またもや喉の調子がヤバそうな感じ。
……ていうか一蔵師の『狸札』初めてじゃないか!? 朝呂久時代を含めても初。前座から聴いてるのにこんなネタもあるんだなあ。……まああんまり似合わないっちゃあ似合わないネタかな。

楽一さん、久しぶりに見たけどなんかすべてにおいてすごくレベルアップしてる……! お題をもらってもちょっと考えただけですぐに切りにかかり、仕上がるまでが速い! それに細部まで表現されている。

市馬師、山号寺号の中にいろいろな噺家を盛り込む。その中には新真打3人も含まれ、「扇橋さん いい感じ」「一蔵さん 健康優良児」に続き、「小燕枝さん 問題児」。弟子に厳しい。

口上は玉の輔師を司会に上手から市馬師、馬風師、扇辰師、扇橋師、歌る多師。
新宿ではなかった馬風ドミノが復活。
扇辰師が「噺によってはアタシよりもいいんじゃねぇかと……」といったときに馬風師がウンウンとうなずき、扇辰師が困っていた。

小燕枝師、「問題児の小燕枝です。師匠にそんな風に思われたたとは……。でもね、師匠にこないだ色紋付を作っていただいたんですよ。いただいて家で着てみて次の日に電話でお礼を言ったんです、『サイズぴったりでした』って。そしたら師匠にめちゃくちゃ怒られて。『お前な、噺家が着物で”サイズ”なんて言うな! こういうやつが噺の中で厠のことを”トイレ”とか言うんだ!』って。ここが地雷だったかー! とすごい謝って許して貰ったんですが、『お前、洗濯機で洗えるようなモンじゃないんだからな。ちゃんとメンテナンスしとけよ』って言ったんですよ! さすがに『師匠、そこは”手入れ”って言ったほうがいいんじゃないですか?』って……」といったところでシャツに股引姿の市馬師がほうきを持って乱入。ほうきでシバかれる小燕枝師。「ビックリしたー!」と大笑い。真面目な市馬師が乱入するのは弟子の高座だからか。

ロケット団も安定の面白さ。

扇橋師、「今日はお子さんもいらっしゃるんで……。お妾さんの出てくる噺をしようと思います。あとでお母さん困るでしょうねー」。そういうところが小燕枝師に「ネチネチ扇橋」と言われるのでは……。
ウブな泥棒の純情をもて遊ぶ色っぽいお菊とのコントラストが楽しい。
「お前さん、私たちはなんだい? 夫婦じゃないか。呼び捨てで呼んでおくれよ」と言われて「高橋!」と苗字で叫ぶ泥棒がおかしい。
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