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清瀬けやき亭 落語応援会(第116回) そうだじゅげむきこう。 [落語]

清瀬けやき亭 落語応援会(第116回) そうだじゅげむきこう。
於:清瀬 清瀬けやきホール

三遊亭天どん ご挨拶
三遊亭天どん『棒鱈』
三遊亭ごはんつぶ『ぱん違い』
三遊亭天どん『いつもの歌』
三遊亭天どん『普通の一日』

久しぶりの清瀬。雨が降りそうということで一瞬迷ったのだが、天どん師の独演会で1000円て交通費かけて行ったって安い。と思ってたら雨も降らなそうなので結局はバイクで。空気が涼しく、バイクで走るのが気持ちいい。

まずは天どん師のご挨拶。「僕今日は自転車で来ました。あの坂をこいで」。天どん師の地元の東久留米には私も以前住んでいたが、ちょっと谷なんだよね。隣の清瀬やひばりヶ丘に行くには結構急な坂を登らなきゃならない。「年齢の衰えを感じましたね。昔は自転車で登りきれたのにもう無理でした。坂を登りながら『サメ軟骨ー!』って叫びました。……今日は地元ネタ受けないな」。相変わらずのボヤキ節。
「この会は僕が二ツ目の頃に『清瀬でも落語を』といわれて、50人も入れば満席の和室から始まった。3回くらいやって『筋道ができた』って真打を呼ぶようにもなって。さらにコロナにもなったんで僕が出るの3年半ぶりですよ」。いろんな人が出た会ね。
「100回め記念の会にも呼ばれてたんですけど、コロナでなくなっちゃったんですよ。だから今日で116回めといってますけど、100回めをやってないんですよ」。と会場スタッフにもケンカを売る。
プログラムにはごはんつぶさんが開口一番で天どん師が三席続けて、と書いてあったが、「この後は僕が一席古典落語をやりますよ。古典やらないと『アイツまた訳の分からない噺してる』っていうんでしょ。でその後に弟子が出てきます」。兼好師のスタイルですな。「まあ僕が休憩したいだけなんですけど」とぶっちゃける。

予告通りまずは天どん師。
西武池袋線に乗っていたときに、「ちょっとやんちゃそうな子たちが4人乗ってきた。『うわあ電車だあ』っていうくらいの頭悪そうな。で、僕を挟んで2対2で分かれて立ったんですよ。普通分かれた人同士で話すじゃないですか。でもバカだから僕を挟んだまま普通にみんなで話してるんですよ。『ミニストップで腕相撲したら〇〇先輩超強え』とか……。周りから見たら僕もそれをやってるって思われるんですよ」とノリでイキってる人たちの話から『棒鱈』に。
田舎侍の唄とそれにやられる江戸っ子たちの表情がおかしい。

ごはんつぶさん、天どん師のツイートによると二ツ目に昇進してもそのままの名前で行くんだとか。師匠と同じくそのまま真打まで!? 天どん師が圓丈襲名してごはんつぶさんが天どん襲名というW襲名があったりして。
以前にも聴いたことがある、とにかく「パンティ」を連呼する噺。無理がありすぎるけど勢いで突破する力強さが楽しい。

天どん師の二席め、「あいつ僕の地元の近くで何をしてくれるんですかね。でも一応今日は何を演るのか聞くんですよ。そしたら『はい、パンティの噺を』っていうから。僕も師匠なんで重々しく『おう』なんていったりするんですけど」。それを想像するのが楽しい。
「東久留米は平和な街なんで自転車のかごに買い物した荷物を置いても大丈夫だろうとマグロとイカの刺身を置いておいたんですよ。……なんですか。トロですよ。トロを買える男ですよ。そんで戻ってきたらマグロがなくなっていて。……向こうにいるカラスがなんか赤いものをぶら下げてるんですよ。僕のマグロをでっかいベロみたいにして。泣きながらもう一度トロを買いましたよ。トロを買い直せる男ですよ」。
「これからの噺はそんな東久留米のロータリーをイメージしてます」。私もよく知ってるあのロータリーですか。
この噺は一度聴いたことがある。ごはんつぶさんが「パンティ」連呼なら師匠は「クソみたいな歌」を連呼。
実際に歌われる「クソみたいな歌」がホントにクソみたいでそれが面白い。あの歌をあのロータリーで歌われてたら当時の俺は避けてただろうなあ。「鉄矢の歌詞を剛の唄い方でまさしの尺でやるな! 九州コンプリートか!」というツッコミがおかしい。

三席め、マクラを聞いてマヨ入りパンケーキを焼き始めたところで「あー『普通の一日』かー。この噺あんまり好きじゃないんだよなー」と思った途端に会が始まる前に食べた山田うどんが効いてサゲ直前までワープ。不覚。
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