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実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭小辰『千早振る』『尼狐』『百川』

今日は会を3つハシゴする予定。
我ながら頭おかしい。

毎度のことながら、「朝10時の会だと終わる頃にようやく目が覚めてくる。皆さんもそうでしょ?」というがそんなことないよ10時つったらもう仕事始まってるからね。
そんな調子でマクラを語り始めるのだが、話があっち行ったりこっち行ったり、「天気が空気を読んだ」とか「歴史は全部ウソです」とか。しまいには小辰さん自身が「私は何を言ってるんでしょう」と混乱の様子。知らんよ。そんな様子を面白がりながら眺める。
「情報を鵜呑みにしてはいけない」といった話から「いろいろ知ってるからこそ『知らない』ということが言えない」と知ったかぶりの噺に。上手くつながってるのかどうか。
なんというか、知ったかぶりの旦那の話には全体的にリズムがあり、そのリズムに乗ってセリフが紡ぎ出されていくような感じ。千早花魁がうらぶれて竜田川の豆腐屋に来たときはまたそのリズムが変わっていく。たまにそのリズムから離れると噛む。なんか今日はそういう感じを強く受けた。

一度袖に引っ込んで羽織を変えて登場。
6月は半分くらい旅の仕事が多かったといい、新版三人集で長野に行った話をマクラに。
市弥さんが酔い潰れ、一蔵さんと小辰さんでホテルの部屋に運び、その後一蔵さんの部屋で飲み直していたら、起きた市弥さんがバスローブに着替えてコンビニに行き、カップ麺と酒を買ってきたのだとか。カップ麺にもお湯が半分しか入っておらず、さらに箸をどこかに落としてきたらしい。「市弥アニ、ホテルに備え付けの櫛で食ってました。また麺がよく絡んで食べやすそうなの。こういうこというと怒る人もいそうなので黙ってりゃいいのに、それを一蔵アニさんがブログにアップしちゃうから」。ホントだ。
旅の話題から東海道を旅するふたりの噺に。小辰さんで『尼狐』は初めて。というかほとんど聴いたことない。遊京さんで何度か聴いたことがあるかな。少し調べてみたら喜多八師が『七度狐』をアレンジして作った噺だとか。
怪談チックでもドタバタした感じが確かにそれっぽい。

三席め、今年は謝楽祭はネットでなはく現地で行われるらしい。とはいえ食べ物の販売はNGらしく、物販がメインだとか。「こないだ遊京と話をしていたら、『お面を売りましょうよ』っていうんですよ。『二ツ目の顔写真をお面にするんです』って。『それなにで作るの?』『ダンボールに写真を貼ります』『目の部分とかくり抜かれるの?』『くり抜きます!』『絶対やだ』『つれないなあ』『それいくらで売るつもり?』『500円』『お前それは詐欺だ』って……」。うーん。まあさすがに買わないかな……。
祭りの話題から『百川』に。冒頭の百兵衛はまんま扇辰師。やっぱり似てんなーと思っていたのだが、噺が進んでいくにつれて扇辰師から離れて小辰さんになっていく。さすが真打間近。
タグ:入船亭小辰
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