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亀戸梅屋敷寄席 令和四年三月十日 [落語]

亀戸梅屋敷寄席 令和四年五月六日
於:亀戸 亀戸梅屋敷 藤の間

三遊亭けろよん『雪てん』
三遊亭楽花山『江戸荒物』
三遊亭兼好『天狗裁き』
三遊亭道楽『弥次郎』

濃厚接触者となってしまった萬橘師に代わり、兼好師が代演。
2月に兼好師が妖精(いつも兼好師は「ようせい」というところで腰に手を当ててピロピロさせる)になったときは萬橘師が代演だったので、その借りを返すときがきたようだ。
GW後半は萬橘ウィーク予定だったのが、一気に兼好一色に。これはこれで大変結構でゲス。
さすがに平日だからか、兼好師が代演ということがあまり知られていないのか、⅓から半分くらいの入り。
萬橘師のGoogleカレンダーアカウントを見ていればわかるけど、あまりいないのかな。あれ超便利だから他の人もやってくれればいいのに。
萬橘師の他には小辰さんも公開しているので、このふたりに関してはかわら版いらず。
自分のGoogle Calendarに同期すれば、勝手に予定が表示される。

さてけろよんさん、いつもの『雑俳』かと思ったが、今日はフルサイズで最後まで通す。そうすると『雪てん』という噺になるそうだが私は初めて聴いた。

楽花山さん、上方落語には珍しい「江戸に憧れる関西人」が出てくる噺。
知ったかぶりと同じことを延々と繰り返すというあまり好きではない型の噺ではあるけれど、初めて聴くという物珍しさと、最後の田舎者の娘さんの強烈さで楽しく聴けた。

兼好師、「萬橘くんが濃厚接触者になりまして代演です。お子さんが感染したようで、ただ1日2日熱があったそうですが今は元気だそうです。萬橘くんも感染はしてなくて元気だそうですよ。……ウィルスも人を選びますよねえ」と悪い顔でほくそ笑む。
「握手とか触れただけで感染するならともかく、口からウィルスが入って感染するんですよね。そしたらウィルスだってあの口には入らないでしょう。あの唇……。『お前いけよ』『やめろよ』みたいなやりとりしてるじゃないですか」と嬉しそうにワルクチを並べ立てる。
体を癒やすには寝るのが一番、と『天狗裁き』に入る。
兼好師の『天狗裁き』は6年ぶり。久しぶりすぎる。
いろいろとその間にアップデートされている。
夫婦喧嘩に出刃包丁が使われていたり、隣家の男との喧嘩では「お前そういうこというのか。だったら3年前のうどん代返せ」とセコすぎる啖呵だったり。
「夢なんか見てねえ」といわれたときの女房の思い詰めたような悲しげな表情をたっぷりと見せるのがたまらない。
また、天狗のセリフに「ここは高尾の山中だー山中だー山中だー」とエコーがかかっており、こういう小ネタが全編に散りばめられていて聞き手を飽きさせないのはさすが。
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