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両国寄席令和4年 4月2日 [落語]

両国寄席令和4年 4月2日
於:お江戸両国亭

三遊亭愛二郎『子ほめ』
三遊亭兼矢『五目講釈』
三遊亭鳳月『鈴ヶ森』
古今亭ぎん志『新作(クイズ王)』
三遊亭萬橘『日和違い』

大手町から両国へ。時間も空いているので一度家に帰ってもよかったのだが、図書館で借りている奥山景布子氏の『圓朝』の返却期限が近づいているので両国のマックでスマホで野球を見つつ本を読む。もちろん代数は異なるが、圓遊、圓橘、萬橘、ぽん太など、現在でもいる噺家の名前が出てくるのが面白い。

今日は兼矢さんと萬橘師が揃って出るのだから行かねば。

兼矢さん、マクラにはまだ慣れずか。まあ二ツ目になりたての頃ってみんなこんな感じだよね。
兼矢さんの『五目講釈』は初めて。確か前座時分にも掛けていたはずだがその時は俺が遅れて聴けなかった気がする。
居候先のおかみさんと若旦那との攻防の場面が面白い。
講釈の場面もスラスラと立て板に水で聴いてて気持ちいい。
講釈の場面が終わり、若旦那が頭を下げると本当に太鼓が袖でドンと鳴る。「まだ終わってないよー!」と慌てて袖に声をかけるが、これ兼矢さんも入門直後に当時のじゃんけんさんにおんなじことやってるんだよなあ。というか結構こういう場面見てる気がする。
後の鳳月さんによれば、兼矢さんの持ち時間が4分押していたそうで、「早く終われ、と鳴らされた」。

萬橘師の『日和違い』は初めて。というか『日和違い』自体以前兼好師で一度聴いたきり。
突然の雨に蓑代わりに米俵を着た男の仕草がおかしい。

ここで帰っておけばよかったのだが、まあキリよく仲入りまでいるか、と思ったのが間違い。
高座に出てくるときに手に本とスマホを持っているのを見て嫌な予感がしたのだが、案の定自著の宣伝を始め、「今日は落語をしません」とか抜かす。は?
しかも新著ならまだしも、2年以上前に出した本。バカなのか? そんなの今さら誰が買うんだよ。
「私はYouTubeにもいろいろアップしていて、再生1万いっている。それを皆さんにお見せします。スマホ持っている人は出して。このキーワードで検索して」とかホントにやりだす。なにコレ。なんで俺がカネ払ってセコなてめえのYouTubeの再生回数上げる手伝いしなきゃなんねえんだよ。
そんでもって周りの客もみんなスマホ出して検索してんの。素直か。おかげで客席のあちこちからYouTubeの音が流れ出すという事態に。なんだこれ。
さらに「おい! あと持ち時間何分だ!」と前座に怒鳴るのも見苦しい。「あと10分ないくらいです」と袖から返事され、「なんとかあと15分にしてくれ!」と抜かした時点で限界。こんなのに15分も付き合ってられるかよ。
落語を聴くようになって20年近く経ち、いろいろひどい高座も聴いたことがある。それでもさすがに途中で席を立つようなマネはしたことがないが、初めて途中退席。まあ本人も落語じゃないって言ってたし、つまりは高座じゃないからセーフか。しかしまあホント圓楽党って四天王と兼好師の間はロクなのいねえな。

帰ろうとすると受付には兼矢さんがいて少し話す。
勉強会も始めるようで、チラシを貰ったがあれこれデザイナーに作ってもらったの? ってくらいデキがいい。
兼矢さんのTwitterから
さすがに平日の昼間だからいけないけど、土日の会があれば行きたい。二ツ目昇進披露目の会もあるそうだがまだ先になりそうとのこと。
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