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日本橋三人船 [落語]

日本橋三人船
於:日本橋 食堂ピッコロ

オープニングトーク
入舟辰乃助『阿武松』
入船亭遊京『弥次郎』
入船亭小辰『不動坊』

年末あたりから胸が痛むことがあるのでCTを撮ることに。一度医者に診てもらったときには「心臓じゃなさそうだし胆石じゃないか」ということらしいのだが。何もなけりゃいいんだけど。

この三人船は企画自体は去年から動いているのだが、コロナで3人集まれず、組み合わせを変えて二人会の形で何度か行っていた。小辰さんと辰乃助さんの会には行ったな。3人集まるのは一年越しだそうな。
オープニングトークでは3人揃ってそんなような話を。
また入船亭の若手の噂話なども。
辰乃助さんはなぜかお互いの家から1時間位の場所で偶然辰ぢろさんと会ったらしい。橋の上でじっと考え込んでいたそうで、「『文七元結』か!」というツッコミが入る。「財布ぶつけて帰ってきたの?」という追い打ちも。
小辰さんの扇橋襲名についてもいろいろ聞こう、となったが脱線が多くてなかなか肝心なところには入っていかない感じ。
たっぷりと40分ほどトークが続く。

辰乃助さん、持ち前の明るさで、板橋宿での場面も悲壮さはまったく感じさせない。なので全体的にカラッと明るめで湿った感じがまるでしない。
でもそれが辰乃助さんの良さのように思う。変に人情噺っぽくせずに軽く聴かせる。

遊京さん、二ツ目昇進後に行った中国一周の話をマクラに。その時一緒に行った人も今日の会にきているという。いろいろとおかしなエピソードが語られる。名所にまつわるエピソードが急に「は?」という展開になるのは日本も中国も同じらしい。
イノシシで終わらず、山伏のホラまでフルサイズ。ここまで聴いたのは初めてかもしれない。

小辰さん、「あの『弥次郎』は大師匠がよくやってたもので……。やっぱりアイツは扇橋欲しかったんだなあ。……ゴメンね」と謝る。
噺はもう相変わらずの面白さ。吉公の狂気は今日はちょっと抑えめ?
屋根の上のわちゃわちゃがメインの笑いどころに持っていっている感じ。
前座に幽太を頼むときも「怪談噺結構ですな。私、怪談噺たくさん持ってます。では『弥次郎』を……」と遊京さんにも絡む。
屋根の上で仲間割れしたときも「あんころ食えよ。ほら食え!」とちんどん屋の万さんが迫るのもおかしい。

来週は同じ会場で「冬のコタツ」。今回はネタだししてないのかな。
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