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三遊亭天どん独演会 新作大全 [落語]

三遊亭天どん独演会 新作大全
於:両国 お江戸両国亭

三遊亭ごはんつぶ『秘密ばくろ』
三遊亭天どん『タラチネ』
林家楽一 紙切り タラチネ、葛飾北斎(富嶽三十六景 神奈川沖浪裏)、両国風景、千手観音、団欒
三遊亭天どん『普通の一日』

やーヤバい。資格試験来週の日曜なのに全然勉強できてない。
それなのに休みの日はいつも通りに普通に落語の予定入れてるとか頭おかしいだろ俺。試験費用をドブに捨てるつもりか。

なのでちょっと感想も短めに。

去年までは圓朝、圓丈ものもやっていたのだが、今年は天どん師作の噺を二席。

一席め、マクラで仕事でヨーロッパへ行ったときのことを。一緒に行った白酒師が閉所恐怖症だったことがわかり、「帰りの飛行機に乗りたくない」と行っていたのだとか。「あの人はヨーロッパに骨を埋める気だったんですかね」という突き放した一言がやけにおかしい。あと「オレンジジュース」が最後まで通じず、最後は「それ」で通していたとか。
「話が通じない」というところから『タラチネ』に。
あー……。いや面白いんだけど、ついこないだ鈴本で聴いたばっかりだからなあー……。
終演後に配られた天どん師自身が書いた演目解説によると、英語交じりの言い立ては毎回客を見て日英の配分を変えているんだとか。へえー。
言い立ての部分についてはまずは古典の口上をいい、「終わったときにここで中手とか入ったりするとありがたい。まあ待ってたりイヤラシイこともしますが」といわれても特に中手は起きず。噺に入り、英語交じりの言い立てが終わっても……。特に中手は起きず。「あれ、今日は全然中手起きねえな」と天どん師も戸惑い気味。だってねえ。ここにいる人みんな天どんファンだしみんな知ってるんじゃないかな。

楽一さん、ハサミだめしに天どん師のさっきのネタ。ちゃんと女性の方がハーフで体が大きい。「……じゃあ……リクエスト……」となったらいきなりリクエストなし。おおう。というか独演会のゲストに紙切りだとありがち。

天どん師の二席め、前にも一度寄席で聴いたようだがそれとは結構変わっていたようだ。というか前に聴いたときにタイトルわからないので「新作(普通の一日)」としていたのだが、本タイトルが『普通の一日』になったようだ。当たった。やったね。イヤだからなんだというわけでもないのだが。
既に亡くなっている両親と夢の中で普通の一日を過ごすというもので、母親と父親がそれぞれ料理を作る場面があるのだが、そこで自分の父親が作ってくれたチャーハンのことを思い出した。玉ねぎのみじん切りとせいぜいハムくらいしか入っておらず、それをウスターソースで炒めるというもので、我が家ではそれを「お父さんチャーハン」と呼んでいたっけ。そんな郷愁を思い起こさせるような一席。

先にも少し書いたが、終演後に天どん師による噺の解説が配られる。その文章がなんだか妙に理屈っぽいというか。やっぱり教師の資格持ってるだけにテキストっぽい感じ。こういうところにも個性って出るなあと思った次第。
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