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第六十七回 SHINCHO高座 矢来町土曜早朝寄席 [落語]

第六十七回 SHINCHO高座 矢来町土曜早朝寄席
於:神楽坂 新潮講座神楽坂教室

三遊亭好二郎『真田小僧』『明烏』『浮世床(将棋)』

久しぶりにこの会に来る。実は何回か来ようとはしていたのだが、札止めだったりなんだりとあまり相性がよくない。
今日も朝に雨がポツポツと降っていたのでどうしようかと思っていたが、出かける時間になったら陽が差していたのでやはり出ることにした。
つーか好二郎さんも久しぶりだなあ。去年の二ツ目昇進の会の後は年末の兼好師の会で聴いただけ。
二ツ目昇進直後にコロナ禍が本格化し始めたのもあり、会もなかなかできなかったのではないだろうか。
というか兼好師抜きで聴きにくるのは初めてかな。そういや兼太郎さんもこの会でピンで聴いたんだよなあ。

一席め、立川志のぽんさんがワクチンを打ったのだがアストラゼネカ製だったそうで、なんかよく知らないけどいろんな制約のようなものがあるようで。それをイジろうとしたら、客席にもひとりアストラゼネカの人がいたようで「……ワルクチ言おうとしてたんですけどやめときます」と不完全燃焼の様子。
そのほかにも弟子入りしたときのおかみさんの様子なども。初めて挨拶したときに「座高高いわね」と言われ、なぜか兼太郎さんが謝ったとか。
噺は今日は通しで。
前座時分にも聴いたことがある前半部はやはり後ろに兼好師が透けて見える。特に冒頭の金坊の小遣いをねだるところとか。
「一銭ここまでーーー!」はまだテレが見える。というか兼好師から教わった人たちは皆ここがテレていて、清々しく突き抜けていないのが残念。
とはいえ前半部は普通にまとまっていたのに対し、後半は口が回っていないところもあり、いかにも取ってつけた感が漂う。二席めで語ったところによると、後半部は最近稽古をつけてもらい、今日が初披露なんだそうな。なるほどなるほど。そんな風に分けて稽古をつけることもあるんだ。

二席め、なんというか、なんだろ、言語化するのはちょっと難しいんだけど、なんとなくユルい感じがする。
なんというか、ちょっとずつ納得いかないというか「これさっきのあのセリフと整合性が取れなくない?」というような細かい引っ掛かりがちょいちょいある。
ひとつひとつは大したことのない違和感なんだけど、一席の噺として聴いた時にちょっとあちこちフラフラしているような印象。
まあ今は高座に掛けながらそういう噺のバリ取りをして磨いているのだと思う。

三席め、浮世床は浮世床でもヘボ将棋を指しているふたりに周りが悪戯をする珍しい型。
三三師で一度だけ聴いたことがある。
好二郎さんがお見送りに出ていたのでそう伝えたところ、やはり三三師に教わったのだとか。とはいえ元は三遊亭の噺らしく、「やっと返せたよ」と言われたのだとか。へええええ。勉強になる。また早く噺家さんたちと気軽に話せるような状態に戻ってほしいなあ。
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