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ひぐらし亭 特別公演 三遊亭萬橘独演会 [落語]

ひぐらし亭 特別公演 三遊亭萬橘独演会
於:日暮里 にっぽり館

三遊亭萬橘『洒落番頭』
三遊亭好志朗『権助魚』
三遊亭萬橘『坊主の遊び』
三遊亭萬橘『不動坊』

横浜で兼好追っかけ仲間と別れて日暮里へ。マックで酔いを少し覚ましてにっぽり館へと向かう。
いつもバイクで行っているので、電車では初めてかも。
予約せずにいったら予約で満席だとか。ありゃーと思っていたら、「まだ何人かいらしてないのでもしかしたら入れるかも」と受付でいわれたのでしばし待つ。開演直前にキャンセルがあったようで幸運にもなんとか入れた。よかったよかった。

幸運といえば今日は萬橘師のネタおろしの『坊主の遊び』を聴けたことか。
『坊主の遊び』自体私は多分10年以上前に一度聴いたかどうかというもので、ほとんど記憶にない。でもなんかうっすら聴いた気がするんだよなあって感じ。
ネタおろしだからか、まずは型を崩さずにスタンダードなままに演じているように思う。おそらくここから萬橘師のテイストで足し算引き算がされていくのだろう。
そういや萬橘師であんまり廓噺って聴いたことがないような気がする。

もうひとつの幸運は萬橘師で初めて『不動坊』を聴けたこと。
やっぱりこういう吉公のひとりキチガイや、モテないトリオの屋根の上のやり取りは萬橘師のちょっとネジの外れた感じがたまらない。
吉公が風呂屋で妄想を繰り広げ、最後には知らない人に向かって壁ドンをするのがおかしい。兼好師の生薬屋の若旦那を巻き込むのとちょっと似ている。
もともとは吉公も含めて四人でおたきさんのファンクラブのようなものを作っており、ちんどん屋の万さんは「ホントは俺は吉っつぁんの方と仲が良かったんだ! お前なんか嫌いだ!」と漉き紙屋の徳さんと大喧嘩を始めるのがおかしい。そこに鍛冶屋の鉄っつぁんが「すごい大きな声出てるから!」と諌めるときににじむ「俺何やってるんだろ」みたいな空気も味わい深い。

なお好志朗さんは二ツ目に昇進してからは初めて。持ち時間が少なかったのか、魚屋で網とり魚を買うシーンや、お内儀さんに網とり魚の説明をしているところをダイジェストにしてしまっていて、えーとそこが『権助魚』の一番の核心なのでは……?
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