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上尾×落語 Vol.6 三遊亭兼好独演会 [落語]

上尾×落語 Vol.6 三遊亭兼好独演会
於:上尾 上尾市文化センター小ホール

三遊亭しゅりけん『大安売り』
三遊亭兼好『大山詣り』
三遊亭兼好『厩火事』

一夜明けてすっかりいい天気。
からっと秋晴れでバイクに乗っていても気持ちがいい。1時間半ばかりツーリング気分で会場まで。

しゅりけんさん、兼好師のとはまったく型が異なる『大安売り』。
大阪場所の全敗ぶりは割とあっさりで、その分京都や名古屋、浜松にまで周るというストーリー。そこでも全敗しているのを楽しそうに話しているのがおかしい。

兼好師の一席め、ひさしぶりの好天による気候の話から山の話へ移り、『大山詣り』に。
そろそろシーズンも終わりか。
今年はひと月前にも聴いたし、こないだ車で出かけた際に三田落語会でのネタを聴いていたのでなんとなく多く聴いた気がする。とはいえ『大山詣り』を聴くのは最近ではほとんど兼好師ばっかりだな。
それでもなんかしら前に聴いたのとは微妙に変わっているところがあり、それを探すのが楽しい。
……今日はなんというか、どこがどうというわけではないんだけど、微妙にキレがないような……。もちろん面白いのはいつもどおりなのだが、いつもよりも若干言葉が重いというか半拍から1/4拍ぐらいタイミングが遅いような気がする。気のせいかもしれないが。

二席め、眞子さまの結婚について。「みんな思ったより賛成しないんですね、ダメだったらダメでいいじゃないですか、御所で『出戻りの儀』とかやれば」とのことだけど、税金使わないなら好きにして、というのが正直なところではないだろうか。
「もちろん小室さんが天皇になるって可能性があるなら私だって止めますよ。『それはちょっと』って。落語でいえば白鳥師匠が圓生を継ぐ、ってなったらそれは止めます。……でもこないだ喬太郎師匠と話してたら、『継ぐなら圓朝かもしれない』っていうんですよ。でも確かにあれだけ噺を作ってて、その噺を他の人もやっているのは上方の文枝師匠と白鳥師匠くらいしかいないんですって。さらに長編の続き物も作っているので圓朝師匠っぽい」。言われてみれば確かに……。
「でもえんちょうはえんちょうでも園長の園に鳥で『園鳥』だろうって。いいですねえそしたら弟子も『三遊亭にわとり』とか『三遊亭やきとり』とかになるんでしょうね」。それはちょっと面白いかも。
夫婦の縁の話から噺に入る。
噺の冒頭でおさきさんが食事中の兄いの家に飛び込んできて冷たくあしらわれ、「おまんまと私とどちらが大事なんですか!」「おまんまに決まってるだろう、お前に会わなくたって死なねえが、おまんま食わなかったら死んじゃうだろ」と当然至極のことをいわれ、「じゃあいいです、食べ終わるまで待ってます」といいながら、その待つ姿勢がウザい。今日はその仕草を長々とやり、そのウザさが面白い。

さてこのブログの『落語』カテゴリもこれでちょうど1000記事め。
2011年の12月から始めたこのブログも10年弱で1000回落語行ったってことか。まあ初めの頃は落語に関する話題を書いたり、1日に行った複数の回をまとめて書いたりしてるから実際には1000回かは正直よくわからないけれども。昨年なんかは配信のもあるし。
一応『落語とカメラと散策と』という自分の趣味を並べたようなタイトルにしたのはいいものの、最近では他のカテゴリの話題はほぼインスタの方で上げているのでこちらではあまり触れなくなってしまった。
まあ飽きっぽい自分がよく続いたもんだ。
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