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渋谷らくご 龍玉劇場 ~単館上映落語会〜 [落語]

渋谷らくご 龍玉劇場 ~単館上映落語会〜
於:渋谷 ユーロライブ

柳亭市童『ろくろ首』
弁財亭和泉『銀座なまはげ娘』
三遊亭遊雀『小言幸兵衛』
蜃気楼龍玉『駒長』

曇り空の中バイクで向かう。余裕を持って出たはずが、渋滞やらなんやらでかなりギリギリに。六本木通りってなんであんなに混んでんの。しかも渋谷の人混みすげえなコレ。どこが緊急事態なんだか。
さらにあてにしていた駐輪場が満車で焦る。自分用メモ。渋谷での駐輪場はユーロライブからちょっと遠いけどヤマダ電機が一番安いし空いてるので今後はヤマダ電機一択です。
そんなこんなで5分ほど遅刻。シブラクって途中で入れるのかと不安だったが後ろの席にだったら大丈夫だった。

市童さん、与太郎が叔父さんのうちで説教されているところに入場。
「おかみさんが欲しい」と言い出す前にもじもじしてえづいているのがおかしい。

和泉師、真打昇進後初。
一度舞台袖に顔を出した後になぜか引っ込む。
いろいろと忙しくてバタバタしているそうで、今日も出番順を間違えてかなりギリギリの楽屋入りになったそうだ。
さらに足袋を片方忘れ、前座さんに借りたそうで、それが漫画に出てくるような穴のあきそうなものだったそうで。さっき一度引っ込んだのも忘れ物に気づいたからとか。忘れ物って扇子と手ぬぐい以外になんかあるのだろうか。
和泉師の代表作のひとつ『銀座なまはげ娘』は久しぶり。
いつのまにやらなまはげになることになった元OLが、教材DVDをみてキッチリと稽古しているのがおかしい。

遊雀師、袴姿で登場。「あまり袴は普段つけないんだけどね。タンスに入れっぱなしだと傷むんだよ。だからたまにはね。虫干しみたいなもん」とのこと。
「最近仕事減っちゃってさ、情けないんだけど寄席の15分はいいんだけど、それを超えると足が痺れるようになっちゃったんだよ。そんなとき袴はいいよ。こうやって足を崩してもわからないでしょ? なんだったら胡座をかいたって……」と実際に高座で胡座をかく。「おお? これ結構いいな。そんなにおかしく見えないでしょ?」というが、胡座じゃいろいろ仕草とかやりにくいんじゃ、と思ったら「やっぱり正座じゃないと動きづらいな」とのことで正座に戻る。
噺に入って長屋中を小言を言い回るときに「悪い子はいねがー」と和泉師のネタを引き継いで大ウケ。「これがやりたかっただけでこのネタ選んだ」とのことだが相変わらず場の空気を取り込むのが上手い。

トリの龍玉師、『駒長』を高座で聴くのは初めてか。志ん朝師のCDや弥助時代の配信で聴いたくらい。
「珍しい噺というのは面白くないから。ちゃんと理由がある」とのことだが、まあ確かにこの噺は今のご時勢には受け入れられにくいだろうなあ。借金をごまかすために美人局の筋書きを立て、そのためにDVするってねえ。
龍玉師はピカレスク譚の噺が多い印象だが、この噺はそこの裏舞台を描いておりちょっと珍しい。『包丁』とちょっと空気が似ているかな。

帰りも結構な渋滞。いろいろ寄り道とかしてたらすっかり遅くなる。家に着いた途端に大雨が降り始める。あっぶねえ。
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